世界を救うべくじっと自宅で外出自粛に専念していたねえねが、これだけはどうしても!と言う事でパパンと3人で30年ぶりに4Kリマスター版で復活する伝説のアニメ「AKIRA」を観に行ってきたyo
IMAX上映でキャパも狭いこともあってか、1つ置きのシートはこの日を待ち望んでいた根強いファンで満席!
「AKIRA」 公式サイト
1988年新型爆弾が落とされた関東地区は31年の時を経てネオ東京として復活した。翌年に東京オリンピックを迎えようとしていた2019年のある夜、金田率いる暴走族が敵チームのクラウンとやりあっていたが、仲間の鉄郎が高速道路に立ち尽くす奇妙な人物と出くわしバイクが転倒。怪我を負った鉄郎はやってきたアーミーに連れ去られてしまう。
街でゲリラ活動を行っていたケイと出会った金田は、収容所から脱走した鉄郎の強大な力を目の当たりにし、ケイたちと追っているものが同じことに気付く。再び収容されたラボへ潜入すると実験の影響で自らのパワーを制御できなくなった鉄郎がラボを破壊、ついに追い詰めたオリンピック競技場で二人はAKIRAの存在を知る・・・
30年も前のセル画を使ったフィルム映画を、デジタルリマスター版として復活させたので人物とバイクはとにかくクリア!
ただし背景などは多少画質が粗目の手描きアニメっぽいのは否めない。
一つだけ残念なのは、バイクと人間がクリアになったことで高速道路を疾走するときに浮かび上がっていた美しいテールランプの残像の印象が薄くなってしまった事…ここ好きなのにぃ~
特に素晴らしかったのは音響!!
IMAXで観ていることもあるけど、今回全てやり直したという山城組の特徴的な音楽が冒頭からとにかく突き抜けていて思わず涙!!
せっかくクリアな映像が涙で滲んでしまったYO(≧▽≦)
公式サイトのメイキングでも言っているように、最初の部分でぐっと鷲づかみにされる感覚は劇場で観たものにしか判らないかも☆
特に昨年35ミリフィルムの「AKIRA」上映(伝説的アニメ「AKIRA」×交響組曲「AKIRA」by芸能山城組で時代がようやく追いついた)の時山城組の生演奏を見た記憶が鮮明に蘇って、まるでそこで演奏しているかのような臨場感に身震いしてしまったのだった。
2020年東京オリンピックの開催をあと147日後に迎えた日が舞台なのだけれど、看板にいたずら書きされた「中止だ中止!」の文字も含め、大友克洋氏の予言説が現実になってしまった今回の新型コロナ騒動。
運よく延期されたことで、もう一度147日前を体験できるね♪
当時、異例の予算10億円と3年の月日をかけて原作者の大友克洋氏が自ら監督した大作は、昭和の学生運動っぽさが古臭い事を除いては、30年後の近未来2019年を全くそん色なく描いていて改めて感心させられる。
ハリウッド実写版の計画がとん挫して実はホッとしてる私たちだけど、ソニックまで実写になるくらいだから・・・?
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この記事へのコメント
隆
バイクに乗って、ネオ東京を我が物顔で疾走して、仲間にも恵まれながら、欲望は果てが無いですね。本当にハチャメチャにやるので、普通の人が何故怒り出さないのか、不思議というか、ネオ東京のような荒れた場所でも、青春を謳歌する、そこが好きだ、と言える若者こそが、エネルギッシュなんだと思います。
生まれ落ちた場所が悪くとも、また、時代がそぐわなくとも、あるがままを受け入れて生きて行く、と言う事なんでしょうね。大友さん、古いって言ってましたけど、本当でしょうか。核戦争みたいなものですから、平和な時代と、「北斗の拳」の荒廃した世界との中間みたいな生活だとは思いますが。こんな崩壊が幾度も起きれば、世界はおかしく為ってしまいますね。
ノルウェーまだ~む
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落ち着いてよくよく考えると映画のラストはハッキリとしてはいないんですよね。
原作もそうですが、ちょっと哲学的なところがあって山城組の音楽と相まってトランス状態にいざなわれる感じです。
原作の全5巻ではアキラは人物として登場するんですけど、いずれにしてもゴジラと同じように核の脅威としての暗喩であると思います。
SGA屋伍一
ノルウェーまだ~む
>
見逃した旧作を大画面で観られるのはいいですよね。
しかも間違いなくヒットしたものばかりなので、わざわざ観に行ってガッカリすることもないし♬
「AKIRA」の『オリンピックまであと147日』をもう一度出来るのも、ファンとしては楽しみです!