緊急事態宣言が出た今日、いよいよ腰を落ち着けてamazonプライムを見る時が来たな♪と言う事で、あまり迷わずおすすめされた映画の中からこちらをチョイス。
「ラッキー」 (2017年)アメリカ
テキサスに住む90歳の頑固じいさんラッキーは、毎朝日課の体操と珈琲、念入りに身支度をしてダイナーへ出掛け、いつもの様にバーで仲間とお喋りをする日々を淡々と送っていた。
ある日どこも具合が悪くないのに倒れた彼は、心配して訪ねてきたバーの店員にやがて迎える日の恐怖を始めて訴える。
一人で生きてきて何者も受け入れない孤独な老人は、実は小さな町で皆から支えられ生きている事に気付き、不必要に恐れていた『その時』を安らかに迎える心の準備が出来てくる。
太陽が照り付けるサボテンしかないカサカサの大地をトボトボ歩いている姿を淡々と映すことで、老人の孤独と焦燥感を表現しながら、ラストは同じように歩いているだけなのに、穏やかな気分にさせてくれる。
死生観について改めて考えさせられ、ただただ涙があふれる秀作。
「ハッピー・デス・デイ」(2019年)アメリカ
イケイケの女子大生ツリーは自分の誕生日パーティーに行く途中殺されてしまう。しかし目覚めると再び同じ誕生日の朝を迎えていた。何度も繰り返すうちに殺されないように回避する方法を見つけ、最後には仮面の犯人を突き止めて始末するのだが…
ホラーかと思ったらコメディで、B級感を失わない絶妙なセンスで楽しめる。何度も殺されるけどグロイところは無い。
自分勝手なイケイケ娘が、次第に他人を思いやるようになり成長していく物語でもある。最後のどんでん返しも面白い☆
「ハッピー・デス・デイ2U」(2019年)アメリカ
ようやく殺人鬼から逃れたツリーは再びタイムループ。彼氏と同室のライアンまでもが巻き込まれて殺人鬼に狙われるようになり、ツリーは皆を守るため立ち上がる。
途中、彼らが研究中の装置が原因と気付くが、ツリーはパラレルワールドへ来てしまっていた。そこは死んだはずの母が生きている世界。元の世界へ戻るのか、母のいるこの世界で生きるのか選択を迫られたツリーは・・・
同じ年の夏にパート1とパート2が立て続けに公開されて話題になった。
2Uのほうは最早ホラーというより「バックトゥーザフューチャー」で、この2作は続けて見るのが良い☆
自宅でねえねと応援上映♬みんなでわいわい見るのがオススメ☆
「白鯨との闘い」(2015年)アメリカ
かつて太平洋沖で巨大な白鯨との死闘を繰り広げた捕鯨船エセックス号に乗っていた老人は、今まで誰にも語らなかった壮絶な過去を、この出来事を執筆しようと訪ねてきた青年に初めて打ち明けるのだった・・・
とにかく一等航海士を演じたクリムスがカッコイイ!
この物語は家柄で船長になったポラードと経験豊かな一等航海士の意見の対立から、不運にも判断を誤り禁断の巨大白鯨を執拗に追ったことで起きる事故なのだけど、実は執拗に白鯨に追い回されていたのはエセックス号の乗組員たちで最後まで苦しめられる所は実に恐ろしい。
1819年の当時はこうして多くの捕鯨船が難破し、沢山の命が失われたのでしょう。遭難の旅は「ライフ・オブ・パイ虎と漂流した227日」を思わせる。
それにしても散々こうやって捕鯨してたくせに、今になって捕鯨反対とか言うの止めて欲しいわ・・・
もう一つオマケ
youtubeに『新型コロナウィルス対策「布マスク2枚」に怒りを禁じえなかった総統閣下【完全版】』というのが上がっていて面白かったyo
皆の表情が台詞にピッタリなのと、空耳の部分もご注目!
・・・と思ったら画像を削除されてしまっていたyo(≧▽≦)
緊急事態宣言が出てさぞ緊迫しているかと思いきや、空いていそうな15時ころに買い物に出たら、公園には大勢の小さな子供たちが遊んでいたし、裏原宿では普通にメンズのショップが開いていたし美容院も通常営業、いつもよりは往来が少ないとはいえ普通に人々が活動している様子・・・
おやおや?
ヒットラーさんくらい熱量を持ってコロナ対策に臨んでほしいなと思うのは私だけかしら??
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
隆
ヒトラーはどちらかと言うと、創作の中で批判されたり、威厳をこき下ろすコミカルな人物とされる事が多いですね。
「白鯨との戦い」は、モンスターではありますが、ある意味で威厳のある恐い存在でしょうね。自然界のモンスターというのは、社会の隙間を縫って生まれたモンスターと違い、圧倒的な存在なのかも知れませんね。
ノルウェーまだ~む
>
ヒトラーのyoutubeが消されてしまいました…(涙)
「白鯨」は海の王者と言った威厳がありました。
人間からみるとモンスターのように描かれていましたけど、確かに圧倒的存在感で、人間の小ささを思い知らされる物語でもありました。
ここなつ
早くも映画館ロスとなってしまっている私です。在宅ワークになったはいいけど、家ではとてもビデオやネット配信を観る気になれず…腰を据えて仕事やるだけでも結構な意思が必要で(笑)。やっぱり私にとって映画館が仕事や家事・育児を忘れられる唯一の空間だったんだなぁって…。
ところで、「白鯨との闘い」ですが、私もまあ第一にクリヘムに惚れ惚れしちゃいました。あと、捕鯨の勇壮な描写はやっぱり痺れる。「残酷」とか言っていられない生死を賭けた闘いに目が釘付けでした。
セレンディピティ
この中では「白鯨との闘い」を見ていますがよかったですよね。
クリヘム、かっこよかった~♪
少し前だったらレオが演じそうなキャラクターだな~
なんて思いながら見ていました。
他の3作品はノーマークでしたが、どれもおもしろそう!
折を見て、私も見てみますね。
マスク2枚にお怒りの総統閣下、私はTwitterで見ました。
Twitter経由だとまだ見れるみたい。
https://twitter.com/syun_mokuroma/status/1245306313686450176
この総統閣下はシリーズ化されていて
私はジョジョ・ラビットの時に知りましたよ。
おもしろいですよね。^^
ノルウェーまだ~む
>
新作映画を見られないのはなかなかに辛いですよねぇ。
でも自分だけ観られない状況の時もあるので、みんな見れないなら仕方ないね・・・と思ってます。
でもご自宅でゆっくりできない気分、確かに判ります!
夫や子供たちがいると自分の時間ってないんですよねぇ。トホホ・・・
「白鯨~」の捕鯨のシーンは痺れますね!あの巨体が数本の細い矢で仕留められるなんて、意外にも思えました。
命の掛けた壮絶なギャンブルでしたね・・・
ノルウェーまだ~む
>
レオ様も確かに良いですが、彼ならきっと船長のほうを演じたでしょうね。ワイルドさでいえばクリヘム以外に考えられないと大満足の私でした♪
総統閣下シリーズは随分前からあるみたいですよ。色々なパターンで(笑)
考える人センス良いですよね(爆)
zooey
しょっちゅう本を注文しているのですが、安い中古本が多いからプライムの恩恵は全く受けていないのです。
年会費を払う意味ないなあとある日、突然思って。
そしたらこのコロナ禍、もう一度なろうかなあ…?
ヒトラーのマスク動画、私も以前観ました~!
ノルウェーまだ~む
>
amazonはプライムだと急いでなくても翌日には届けてくれるのでその辺が我が家は便利に使ってます。
中古本はプライムじゃない事多いのですね?
ついでに映画も見れちゃうから、結構気に入ってます。
逆にfuluより見たい作品多いからそっちを止めたいのだけど、これだけ自宅軟禁状態なら、fuluのドラマも見ようかな~♪と思っているところです。
ごみつ
「白鯨との闘い」、なかなか良かったですよね。クリヘムもかっこ良かったし、鯨のシーンの特撮も凄かった。
かなり陰惨なお話なのに、鑑賞しやすい作品になってたのも良かったです。
ヒトラーのマスク2枚動画は私もツイッターで見ました。あのシーンは、色んなパロディに使われてて笑えますが、マスク2枚は、空耳アワード的に日本語に聞こえるセリフをピックアップしてあるのが凄かったです。(笑)
「ハッピー・デス・デイ」面白そうですね。見てみようかな~。
ノルウェーまだ~む
>
ごみつさんのレビューで「白鯨との闘い」見たのですが、ホント良かったデス♪ありがとうございました!
昔はこんな命がけで漁に出ていたのねと思い、はるか昔に思いを馳せましたyo
ヒトラーのネタはホント上手ですよね~空耳が案外上手くハマっていて超笑いました☆
「ハッピーデスデイ」は当時結構話題になったやつですが、おススメですよ~
ボー
白鯨と聞くと、いつも「吐く、ゲー」と頭に浮かぶ私はバカなのでしょうか。いや、そう思う方はいるはず! 映画の感想は忘れました!
ノルウェーまだ~む
>
うーん、そうですね・・・とも言い辛いし(笑)
隆
黒(こく)吐く、で。
流行りの三密的には、
濃く吐く、でしょうか?
ノルウェーまだ~む
>
ダジャレ合戦はボーさんのところで是非。
ボー
ノルウェーまだ~む
>
2Uはセンス良いですよね♪
その辺りも含め、既視感あっても楽しめちゃいました♬