おススメ映画を見る☆「トゥルーマンショー」「インサイダーズ」「ヒトラーの忘れ物」

おススメ映画を見るの第2弾。
今回はブログで仲良くさせていただいているブロガーさんたちのおススメされている映画から。
繋がっているブロガーさんは割と映画好きの方が多くて、沢山の映画をご覧になっていたり、マニアックな映画を見ていることが多いので、かえってその中から選ぶのも一苦労(笑
数ある中からamazonプライムで見られるものをいくつかチョイスしてみたyo


「トゥルーマンショー」(1998年)アメリカ
セレンディピティさんのおススメ
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保険販売員のトゥルーマンは日々の生活の中に違和感を感じ初める。いつかフィジーへ旅することが夢だが周囲の人たちは何故か阻止しようとしていた。海で父を亡くしたトラウマで水が苦手になったが、ある日死んだと思った父と感動の再会を果たす。妻も親友も何か隠していると気付き、ついに意を決して船で荒波に乗り出したトゥルーマンを実は世界中の人たちが見守っていた・・・
最近問題になったばかりのリアリティーショーを彷彿とさせる話。生活の全てを放送されるという人権の無さはさておいても、アイデアは斬新でとても面白かった♪
冒頭のいかにもセットというアメリカのニュータウンの街並みと、不自然なまでに繰り返す日常で違和感の訳を早々に気付くのだけど、この映画の面白い所は本人がそれを全く知らずに30年間も育ってきたと言う事。(にぶっ!)
そして特筆すべきは世界中でこのシリーズを見守ってきた(日本でも!)人々が、トゥルーマンを応援し、徹底的にトゥルーマンが外界へ出ようとするのを阻止してきた総監督も、実は彼を我が子の様に慈しんでいたという点。
これはある意味、危険を伴う外界へ独り立ちしていこうとする我が子を送り出す親離れ子離れの物語なのだと気付くのだ。


「インサイダーズ」(2016年)韓国
ごみつさんおススメ
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作家先生の汚れ仕事を請け負っていたヤクザのアン(イ・ビョンホン)は自動車会社の大統領候補への裏金疑惑で一儲けをしようと企むが失敗し右手を失う。裏金ファイルを横取りされ出世の道を断たれた検事のウ(チョ・スンウ)はあの手この手で追い詰めるが、財閥と大統領候補・官僚の癒着は強く歯が立たない。責任を問われ左遷されたウは収監されていたアンに接触し・・・
汚職にまみれた韓国社会が物語なのか本当なのか?韓国のニュースを見ているとあながち本当かも?と思えるところがリアルで怖い。
最初は登場人物の名前が覚えられないし、複雑に絡み合った裏切り裏切られの展開に翻弄されてしまうけど、ラストはどんでん返し!と知っていたのに驚きの結末で、本当に楽しめちゃった☆
イ・ビョンホンがチャライやくざ・落ちぶれたチンピラ’・大物フィクサー・囚人・純朴な駆け出しヤクザと様々な顔を違和感なく演じていて、ああ、この人イケメンなだけだと思っていて今までゴメンナサイ。


「ヒトラーの忘れ物」(2016年)デンマーク・ドイツ
ここなつさんのおススメ
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ドイツの敗戦が決まり、捕虜が続々とドイツへ送還されていた。
デンマーク軍の軍曹は海岸に埋められた1200もの地雷の撤去の作業の為に、ドイツの少年兵を訓練しナチスの捕虜として厳しく管理していた。作業中に1人また一人と事故に遭い死んでいく中で、賢明で無垢な少年兵に軍曹は次第に心を動かされていくのだが…
これは素晴らしい映画!!外出自粛なのにパチンコに行かないといられないとか、自粛生活に文句たらたら言っている人には是非見て貰いたい。
ともかくやるせなくて涙が止まらない☆
憎っくき敵国ナチスの兵士とはいえ勝利国にありがちな不当な捕虜への仕打ち・虐待、まだ幼さも残る少年たちと軍曹の間に生まれた父と子のような関係に、ああくる、くる・・・ドカン!なハンパない緊張感が加わり、胸が押しつぶされそうになる。


「アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング」(2018年)アメリカ
zooeyさんおススメ
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体型を気にして自分に自信を持てないレネーは大手化粧品会社で働きながら卑屈な日々を送っていた。ある日トレーニングジムで転倒してから、突如スリムな超美人に変身したと思い込んだレネーは、自ら男性にアピール、会社の受付嬢の募集にも応募し見事採用が決まり、CEOからも高く評価され新プロジェクトの管理責任の地位も得る。しかし再び頭を強打し自分が変化していなかったことに気付いてしまったレネーは…
久々に笑い、そして気持ちよく泣ける作品。楽しかった~♪
自分の良い所に気付いて自信を持って前へ進めば、必ず良い方向へ進んでいくといった判りやすい内容なんだけれど、主人公のレネーの勘違いっぷりがとにかく面白い☆
勘違いもある意味、「たまにいるよねー?勘違い女」というようなギリギリのウザさと、美人だったら他人を蔑んでいいのか?という勘違いに危うく落ちそうになって親友を失うあたりも巧い事描かれていて好印象。
何より明るく前向きで元気をくれるレネーを素直に応援したくなる☆



自粛要請も少しずつ解除になり、映画館も間もなくオープンするのかな?
TOHOシネマズ新宿の壁には「ランボー ラストブラッド 6月26日公開」の巨大ポスターがポツンと貼られていて、なんだかシルベスタ・スタローンだけがコロナに立ち向かっていっているような・・・そんな風にも見えるのだった。

この記事へのコメント

  • ここなつ

    こんばんは。
    おすすめ映画、ご推挙くださり、また感想も早速書いてくださってとてもありがたく思っております。鑑賞当時の「胸をおしつぶされ」そうなあの感じが蘇ってきました。
    「ヒトラーのわすれもの」という邦題だけが欠点の(笑)、その他は非の打ち所がない作品でした。これ、東京国際映画祭のコンペ作品として鑑賞したのですが、ダブル主演でお二人とも主演男優賞を受賞されたんですよ。それも大いに納得の演技でした。
    でも、本当に、まだ少年なのに戦争に駆り出されて、その上残酷な残務処理までさせられるなんて…少年たちの姿が悲しくてなりませんでした。
    2020年06月01日 23:31
  • ここなつ

    「インサイダーズ~」の方にも。
    これすっごく面白かったですよね!そして何といってもイ・ビョンホンが凄かった。私もまだ~むさんと同様、イ・ビョンホンってイケメンだけな人だと思っていたのですが、出演作品を観続けている内に、最近では彼の出る作品外れナシ位にまで評価しているんです。
    誇張であるにせよ、韓国の裏側を垣間見たような気さえしました。
    2020年06月01日 23:37
  • セレンディピティ

    まだ~むさん、こんばんは。
    ご紹介ありがとうございます。
    トゥルーマンショーは、奇想天外な設定ながら
    リアリティショーやプロダクトプレイスメントなど
    当時の先端のアイディアが取り入れられた実験的な作品でもあったのですよね。
    今の時代にも通じる世界観があって、興味深く考えさせられる作品でした。
    親離れ子離れの物語というまだ~む説になるほど~!でした。

    ヒトラーの忘れものも、忘れがたい作品です。
    ハートロッカーのように、静かな中にも極度の緊張感を強いられましたが
    こうした命がけの仕事を少年たちが強いられていたという事実に衝撃を受けました。
    それでも鬼軍曹と心を通わせるようになる終盤への展開に
    救いが感じられてほっとしました。
    2020年06月02日 00:41
  • ごみつ

    こんにちは。

    わ~、ブログ仲間さん達のお勧め映画をピックアップして鑑賞されるなんて、素敵ですね!

    私のブログからも選んでいただいて有難うございます。とても嬉しいです。
    「インサイダーズ」なかなか面白かったですよね。どんな国も色々と問題はあるけれど、韓国の汚職ぶりは凄いな~なんて思ったり。
    最近は減ったけど、大統領がすぐ死刑になっちゃうのも、裏には色々とあるんだろうと思いますが、怖いですよね。

    イ・ビョンホン作品は、私もそれほどたくさんは見てないんだけどいつもかなりグッドなんですよね。ハリウッド映画の「レッド」でも良かったし、最低映画として名高い(笑)、「G.I.ジョー」の彼もけっこう好きでした。
    2020年06月02日 17:22
  • ノルウェーまだ~む

    >ここなつさん
    >
    お互い息子を持つ母としてはより一層胸に迫る思いがありましたよね。
    純朴そうな少年たちの姿が目に焼き付いて離れないです。

    邦題に関しては、私はそれほど悪いと思わなかったです~ちょっぴりゆるゆる過ぎるのは確かなんですけど(笑
    戦後の事も考えずに地雷を埋めまくった事に加え、戦争を始める者として、国民がどのような結末を迎えるかについて考えるのを忘れていた・・・と言う意味でも意味が生きてくるかな?って思いました。
    2020年06月02日 21:59
  • ノルウェーまだ~む

    >ここなつさん☆インサイダーズにもありがとうございます。
    >
    そうそう!ここなつさんがイビョンホン作品をご覧になっていたので、本当は「甘い人生」も探したのですけど、アマプラの無料に無かったので今回見送ったんですよ☆そのうち見たいと思ってます!!
    っていうか、ここなつさんがおススメされているのアジア映画多いじゃないですか~?結構マニアックなのでなかなか配信で見られるものが少なくて…今回探すのに苦労しちゃいましたよww
    2020年06月02日 22:04
  • ノルウェーまだ~む

    >セレンディピティさん
    >
    沢山セレンさんがご紹介下さっている中から、苦手と思い込んでいたジム・キャリーを選んでホント良かったと思いました!とっても良い作品でしたね☆
    80年代に画期的な世界観で、実に時代の最先端だったのかもしれないですね。
    「ヒトラーの~」は息子を持つ母としては、より一層衝撃的に感じましたよね☆
    我が子がたとえこの先不況で色々大変になったとしても、少なくとも今の時代に生まれてくれて良かった♪としみじみ感じてしまいました☆
    2020年06月02日 22:09
  • ノルウェーまだ~む

    >ごみつさん
    >
    ごみつさんは古い邦画からマニアックなものまで幅広く映画をご紹介くださるのですが、タイミングが合わないのかアマプラで見られるものが少ないんですよね~
    ずっとブログを遡って探していって、まだ見てなかった「インサイダーズ」を選びました♬
    「レッド」も今度見ていみます~
    韓国の汚職事件はなんだか日本の昭和なかんじですよね。今でもそれが横行しているのかしら?と不思議なくらいですが、ニュースを見るとあながち本当かもしれないですね。

    映画ブロガーさんて最新の映画をバリバリご覧になっているので、既にDVDになって配信されるものを探すのに苦労しちゃいました。
    でもまだまだ他のブロガーさんのおススメも見ていきたいと思っていますyo
    2020年06月02日 22:18
  • ボー

    うちは「アイ・フィール・プリティ」「~忘れ物」を見ていますが、どの映画も特には「おすすめ」と書いたことがないから、我が家から選ばれることはないのかな…。

    地雷って、除去のほうが大変なんだって、よくわかりますね。下手したら爆発って、よくそんなもの考えちゃったもんだと、がっくりします。

    自信をもつこと。ヒトって、とかくマイナス面を思ってしまいがちなので、映画でもいいから、こういう刺激は大切ですね。
    2020年06月03日 07:33
  • ノルウェーまだ~む

    >ボーさん
    >
    ボーさんも沢山の映画をご覧になられているので、参考にさせていただいてますよ~
    今回は取りあえず4つ見ましたので、おいおい増やしていくつもりでおります♪
    当面、映画も行けそうにない気がするし・・・

    ちなみにボーさんおススメとしたらモンローさんですものね?あとは美人が主役のやつ?どれかこれ!と1つ挙げるとしたら何でしょう??
    2020年06月03日 21:46
  • zooey

    自粛中、DVDやBS放送で結構観ましたが
    自分ちだと中々集中できませんでした。
    映画はやっぱり映画館で観たいですねえ。

    「ヒトラーの忘れもの」はよかった!
    なんといっても、あれが実話というのが衝撃でしたね。

    「I feel…」は全く期待してなかったのに、思いがけず楽しめた作品。
    実際には太ったままの自分が、自分にだけスマートに美しく見えるなんて
    その脚本の面白さに笑いました~!
    2020年06月04日 10:58
  • ノルウェーまだ~む

    >zooeyさん
    >
    家族がいると好きな映画も集中出来ないですよね~
    私は幸いここ半月一人暮らしなので、バンバン見ていたのですが、仕事が始まってから疲れすぎてそれすら出来ていません。映画館オープンしても当分行けそうにないデス(涙)

    「アイフィール~」は気持ち次第で人生が開けるっていうところがベタだけど凄く良かった作品でした♪
    本当はzooeyさんが沢山ご覧になっている単館ものを見たかったのに、あまりアマプラになくて…また探してみます♪
    2020年06月04日 11:18
  • ボー

    我が家は、左側のカラム(欄)の「カテゴリー」に、「映画感想(私にとっての永遠の名作)」があるので、そこから選ぶとか、「年度別マイ(ベスト)ムービーリスト」の年度マイベスト上位から選ぶとか。面倒でなければ。
    2020年06月05日 19:26
  • ノルウェーまだ~む

    >ボーさん
    >
    ありがとうございます!参考にさせていただいますね☆
    それが今、仕事が始まってしまったので、休日はぐったりしてこのところ配信を見るのもなかなか出来ない状態です。
    ゆったり時間が取れたら、また見たいと思っていま~す♪
    2020年06月05日 21:47

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