駅を降りた途端ぶるっと寒く、思わず持ってきたウルトラライトダウンを着こんで、午後は日光東照宮へ出掛けましょう。
台風の影響で天候が不安定とは言え、様々な天気予報が日光の気温を21度と予想してみたり、17度(最低気温が一ケタ)と予想してみたりで、服装に悩んだけれど、トレッキングの遭難時用に『念のため』持ってきたダウンが早くも役に立ったyo
神橋 公式HP(重要文化財)
日光二荒山(ふたらさん)神社の建造物で日本三大奇橋のひとつ。
奈良時代に深沙王が2匹の蛇を放ち、その背後から山菅(やますげ)が生えて橋になったと言われる神聖な橋だそう。
金谷ホテルを出るとすぐに見えるのがこの神橋で、ここが日光観光のスタートとなる。橋を渡るためには参拝料300円必要。勿論渡らず手前から眺める。
川の水が本当に澄んでいて、沢山の修学旅行の小学生たちが通りすがりに感嘆の声をあげていた☆
橋の向こうの森の中にこの日泊まる金谷ホテルがある♬
さて比較的交通量の多い国道247号線を渡ると、日光東照宮など多くの社寺がある杜が広がっている。この国道沿いは歩道がないのでうっかりこの道を通らないよう杜の中の参道を行こう。
トラックなども通るのに、朝はこの道を小学生たちが集団登校している姿を見たので、栃木県は観光資源より子供の安全を第一に考えるべきと強く思ったwa
日光山 輪王寺 公式HP (重要文化財世界遺産)
最近修復が終わって金色に輝く三仏堂は、拝観料400円。黒い灯篭に刻まれているゾウの姿が想像の象でとってもユニーク⇩


日光東照宮 公式HP 拝観料1300円
金色の葵のご紋を過ぎて石の鳥居をくぐると五重塔(重要文化財)


表門(重文)を入るところでチケットチェック「三猿」のある神厩舎(重文)コロナなので居ないけど、実際にご神馬を繋いでいる厩なのだと知ってビックリ
三ザルだけでなく左からぐるりと人の一生になっているというのも興味深い(特にお尻をむき出しにしている発情期?とか崖下を見て危険に立ち向かっていく青年期?など顔つきも変わっていく)三神庫(さんじんこ)【重文】
春秋渡御祭で使われる千人武者行列の装束類が収められている。その時の写真が金谷ホテルに飾られていたけれど、これが凄い規模!いつか見てみたいwa
ここにも狩野探幽下絵の想像のゾウ 丁度太陽が出てキラキラ輝いていた♬
さてここから先が国宝エリア
陽明門(国宝)
目に眩しいほど燦然と輝き圧倒的な美しさを放っている。修復後に来れて本当に良かった♪見上げるとてっぺんにある鬼瓦のつぶらな瞳と目が合うyo(笑
白い漆喰部分と陽の光に輝く金、漆黒の黒のコントラストが絶妙で息を呑む素晴らしさ。
見所は見事な龍の姿の他、千人唐子(子供たち)や中国の君子など人間の彫り物。泰平の世をもたらした家康公の政治の在り方をたたえているのだそう。
はるか昔、小学生の頃に両親に連れてきてもらった時は、三ザルや眠り猫が小さくて意外としょぼいといううっすらした記憶しかなかった自分に衝撃(笑)こんなに素晴らしい陽明門を覚えてないなんて!
修復前だったから?記憶力が悪いだけ?
廻廊(国宝)
陽明門の左右にのびた外壁。花鳥の彫り物は一枚板から掘り出されているのが、横から見ると良く判る。
右手の方は修復がなされているらしく、左手外壁より極彩色が鮮やか。
唐門(国宝)今回一番感動したもの!
彫り物のなんと細かい事!!回廊の極彩色・陽明門の黒×金×白×極彩色に対して、ここへきて白と黒の濃淡というシックなデザインがグッと生きてくる。
胡粉(ごふん)で白く塗られた門に黒檀の濃淡で模様を描き出して実に見事。
眠り猫左(ひだり)甚五郎作(国宝)
陽明門と唐門の間を右へ。山の上の奥宮へ行く通り道の頭上にある。
本当に小さい~~
実はどこにも矢印等書いていないけれど、眠り猫のある東回廊と御本社の間に大きな下駄箱が設えてあり、靴を脱いで御本社の中を見学できる。気が付かない人も多いみたい?
中は撮影禁止だけど、装飾も素晴らしく参拝もできるので是非参観すべし☆
日光山 輪王寺 薬師堂の鳴き龍(重要文化財)
陽明門を左へ行くと、何故かそこには輪王寺の薬師堂がある。ここで東照宮の半券に付いている薬師堂のチケットが必要(撮影不可)
天井の龍の絵も見事だけど、お堂の中の『ある位置』で拍子木を打ち鳴らすと鈴の様な龍の鳴き声が響くのが想像以上に美しい音色でビックリ☆二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)(重要文化財)
表門を出て右手の参道を更に奥へ進むと日光三社のひとつで、縁結びの神さま二荒山神社がある。三社のもう一つは子宝の神さま本宮神社。どちらも既に私たちには必要ないものなのに、つい行ってしまった・・・
写真もいっぱい撮ったけど、特に二荒山神社は商売っけが強いので、せっかく東照宮で感動したのにテンション下がってしまったwa~
パワースポットに感心のある方は是非行ってみるといいけど、そうでもない人はパスしても十分かな☆
この記事へのコメント
yukarin
色鮮やかに修復されてきれいになりましたね。
眠り猫は看板ないと気づきませんよね...
地元民はお金がかかる場所はUターンして帰ります。たまには払おうかな 笑
近々家族で行こうかという話があるのでこちらを参考にします 笑
ノルウェーまだ~む
>
こちらの記事にもありがとうございます~
驚くほど色鮮やかに甦っていて、今まで見たのとは別物!ってかんじですよ、きっと☆
確かに入場料払う所はパスしちゃうよね(笑
でも東照宮に関してはゼッタイ中に入ってみて!!それこそ綺麗なうちに是非!
セレンディピティ
日光を訪れたら、やはり東照宮ははずせませんね。
私もこの時、20年ぶりくらいに訪れましたが
ほとんど忘れていることにびっくりしました。
再び記憶が薄れつつある中、まだ~むさんのレポートで
そうだった、そうだったと思い出しました。
お写真もきれいに撮られましたね。
極彩色の美しさがくっきりとよくわかります。
古い記事ですが、よかったらご覧になってみてください☆
http://serendipitydiary.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-6db1.html
ノルウェーまだ~む
>
ありがとうございます☆
いつもセレンさんが美しく景色をお撮りになるので、何とか頑張って観ましたが…なかなかスマホと簡単なデジカメでは限界がありますね。
古い記事も拝見しました!
修復前でも充分綺麗だったのね~~って思っちゃいました(笑
でも一つだけ!三サルの身体の色が塗り直して変わってますね!!?
zooey
何しろ眠り猫は小さい!
こういうのはやっぱり、大人になってからでないとその良さは分からないのかもね?
ノルウェーまだ~む
>
ですよね~?
母には物凄くガッカリされてしまいました。
とは言え、行ってみてこの物凄く豪華な国宝の東照宮より、華厳の滝の方が記憶があるって、私ったら・・・と思いましたよ。