緑豊かで空気も水もキレイ、大自然に囲まれて世界遺産も沢山ある栃木県は実は廃墟の宝庫でもある。
今回コロナ禍のGOTO旅で、究極のソーシャルディスタンス旅を体験してきた。
日光に宿泊して栃木県にある有名な廃墟の、いったい何処を巡ろうかと考えたときすぐに頭に思い浮かんだのは「ウエスタン村」
まずは121号線沿いにある『きのこ総合センター』に車を停め、東武日光線と巨大ラッシュモアのレプリカとのツーショットをパチリ。
電車が来たのは想定外だったので大慌て(笑 連写にする余裕が無かったのがちょっぴり残念だけど、本数も少ないので貴重な1枚では?
こちらは1980年にウエスタンショーを行っていた「鬼怒川ファミリー牧場」から「ウエスタン村」に正式変更したテーマパーク。
以来、西部開拓時代のアメリカ西部を再現し、西部劇のアクションショーが見られる「ウェスタンランド」、「イベントプラザ」、マウントラッシュモアのレプリカがある「アメリカンドリームランド」(1995年開設)の3つのエリアからなるパークとして発展、PVやCMの撮影地としても重宝されていたらしい(Wiki引用)
正面入り口は板が打ち付けられロープも張っているし、広々とした駐車場は手前にゲートがあるので近寄るのは憚られる。何より正面のカーボーイ(パネル)が銃をこちらに向けているし☆
2006年からは長期休業中で現在も公式サイトでは休業のお知らせをしている。
公式HP
まだHPがあることにもビックリだったけれど、園内は木々を伐採したものを高く積み上げて、今までスルーっと入れたと思われるシューティングゲーム横の入口をしっかり塞ぐなど、きちんと管理されている模様(現在は栃木県警察署が管理しているそう)
迫力のラッシュモアは間近で見るとかなり大きく、中央の舞台で繰り広げられるウエスタンショーは結構盛り上がったんじゃないかな・・・と思いを馳せた。
ラッシュモアの後ろ側は意外にも立派な建造物。細部にもこだわった彫刻などがあり、案外なんちゃってでは無かったのだと感心。
かつてはアメリカから輸入された蒸気機関車も園内を運行していたらしい。
黒い涙を流しているカーボーイ人形。建物の窓という窓は内部が見えないように塞れていて、ドアも強固に板張りがされている。板の隙間からほんの少し中を覗う事が出来た。テラスだったと思われるところは完全に落ちている。寂しげな景色から一転かつての賑わいを残す唯一の場所へ。いかにも若いミュージシャンのレーベルで使われそうな?よく見ると中央の大きな椅子の横の人が、今にも首を吊られそうなのに、めっちゃ笑っているのがとてもシュール。 ⇩
適度なソーシャルディスタンスを保って宴を催しているのでマスクは必要ないらしい。
コロナ禍のテーマパークがどうやって生き残るか?人形たちは何か知っているとでも言いたげに笑っていた・・・
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