とはいえ今から50話もあるようなシーズン6とか7とかの作品を1から見始めるのも疲れるし~~
そんな時は3話でお話が終わるシリーズものをサクッと見るのもおススメyo
「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ原作(2015年)BBC (amazonプライム)3話完結

謎の招待状を手に絶海の孤島へ招かれた8人の男女。館の主が現れぬまま、執事夫婦から完璧なもてなしを受けるが、どういう訳か1人また一人と殺されていく。
疑心暗鬼になりながら嵐で退路も断たれて戸惑う招待客たちは、一人殺されるたびにテーブルの大理石の人形が減っていく事に気付いて・・・
全てのミステリー小説のお手本となっている「孤立した屋敷で起こる殺人事件」もの。
アニメのコナンならいざ知らず、某有名推理小説作家有○川有栖などのまんまパクったミステリーを読むとウンザリしてしまうけど、さすが原作はプロットも見事!!
イギリスならではの孤島・古いお屋敷・怪しげな地下室・何か知って良そうな執事・どんよりと曇った天気と嵐・様々な後ろめたい過去を持つ客たちと時代設定が極上の雰囲気を醸し出している。
「CREEPSHOW」スティーブン・キング原作(2019年)
fulu 全6話(45分作品に2話ずつ)
1980年に公開されたジョージ・A・ロメロ監督のオムニバスホラーがドラマとして復活。青少年向けの架空のホラーコミック「クリープショー」をペラペラとめくっていってドラマになって行く設定。
なんと!原作のスティーブン・キングは勿論、彼の息子のジョー・ヒルの作品もあるのだそう!
基本的にはB級ホラーで怖くない。途中、映像がコマ割りに戻ったりしてこれが安い子供向けのペーパバックのお話だと思い出させてくれる(笑
グチョグチョとなったりドロドロだったりと、CGを使わず人形っぽい所もいかにも良い感じにB級であると同時に、キング得意の切ない物語もあってなかなか楽しめる♬
1話ー①「灰色のかたまり」

写真⇧の女性は1980年版「クリープショー」に出演していた女優さんだそう。
アル中になって変貌していく父親は子供から見るとこんな感じに見えるのかも?
1話ー②「首の家」

愛らしい少女とキュートな部屋に突如現れる不穏な人形が、ドロドロしたクリーチャーが出てくる話よりよほど怖かった!
少女がポリス人形や呪術師の人形を新たに購入して、謎の首に対抗しようと頑張るところが子供らしくて可愛かった☆
2話ー③「バッド・ウルフ・ダウン」

駐在所の人は皆死んでいるのに、自分たちは狼男で復活?と突っ込みどころもあってB級ホラーらしさ満点。
2話ー④「指」

これは結構グロイ。エイリアンのような姿に成長しても懐いてくるところはユニーク。
3話ー⑤「ハロウィーンの夜」

訪ねていく家の人が凄く嫌そうなので?となると、次第にその訳が判ってくる。究極に切ない物語。
3話ー⑥「スーツケースの男」

出てきた金貨はあげると言われて、あえて助け出さず痛がることをする若者たちが恐ろしかった~~
最後に罰を受ける彼らの末路は、逆にコミックテイストにして『見せない』ところが青少年向きって事なのかな?
1つの話は30分も無いので、サクッと見られるのがうれしい。どちらかというと『世にも奇妙な物語』的なかんじ☆
現在fuluでは毎週木曜日に新しい話が追加される。
スティーブン・キングの息子の作った話が早く見たいな~♪
この記事へのコメント
ごみつ
クリスティーの作品って、英国が舞台で、英国人の物語だからこそ!っていう雰囲気がありますよね。
「そして誰もいなくなった」と「オリエント急行殺人事件」は、本当に傑作だと思います。
早く、「ナイル殺人事件」見たいね~。
それと!!「クリープショー」!!これ、プライムじゃなくてHuluなんですね。残念すぎる。DVDレンタルにあるか探してみます。
80年の「クリープショー」は本当に大好きで、個人的には「シャイニング」と競ってます。(笑)
やっぱ、これよ!これがスティーブン・キングなのよ!
ノルウェーまだ~む
>
そうなんです!英国が舞台だからこその雰囲気があるから良いのですよね☆
それでかなぁ~「オリエント急行~」も2017年にハリウッドで制作された映画は、その『雰囲気』がいまひとつ出てなかったと思うのです。
「クリープショー」に反応してくださってありがとうございます!さすがごみつさん!!超ウケる話多いので是非見て欲しい~~!
80年の作品は見た事ないのでいつか見たいデス☆