廃墟を行く☆都会の廃墟「渋谷区神宮前の屋根の飛んだ家」は今(追記2021年4月)(2023年)

かつては葛飾北斎の冨嶽三十六景にも描かれていたという、江戸三十六名松の一つ「青山円座の松」があったと言われている由緒正しき「龍巌禅寺」
そちらの敷地にある20年以上も放置されている貸家の屋根が強風により飛んでしまったのを書いたのはこちらのブログ⇩
廃墟を行く「龍巌禅寺」の空き家☆葛飾北斎の冨嶽三十六景「青山円座松」の今

今、社会問題となっている都会に増えてきた空き家。
勿論こちらは持ち主がちゃんといて、きちんと(?)管理されている。解体しない理由はそれぞれあるのかもだけど、少なくとも近隣の方の話では屋根が飛ぶまでの20年間、空き家のままになっていたわけで・・・

そんな廃墟の前を今日通ってみたらなんと!更地になっていたYO!
まずは2019年の秋⇩屋根がいっぺんに吹き飛んで青天井になっている。
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そして今はこんな状態⇩
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超高級億ションの真ん前、細い通りに面した4軒の空き家のうち、レンガ造りのもの以外は3軒とも解体され遂に更地になっていた。
レンガ造りのお家は見るからに立派なので今後もそのままで大丈夫そうだけど、裏側から見ると木製のベランダは朽ちて崩れかけているらしい。
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実は2020年年末のフジテレビ「イット」で、都会の廃墟とゴミ屋敷の特集があり、こちらの近隣にも取材が来て放送されたのだそう。
私はその放送を見ていないのだけれども、他の地域の空き家問題では持ち主の方もインタビューを受けているのが放送されていたのに、「龍巌禅寺」さんだけは何故か俳優さんによる再現フィルムだったそうで。(インタビューを再現しているって不思議!)
そして年明けてすぐに解体工事が始まったのだとか。

20年も放置していたのに、メディアの力って凄い!!
いずれにしても今後いつ台風や災害が起こるかもしれない訳だし、今年本当にオリンピックがあるのなら会場のすぐ近くに廃墟があるのではマズイでしょうし、綺麗になって本当に良かったne☆

その後アッと今にレンガの家も壊され、スピーディに全ての家屋の解体が終了した模様(2021年4月時点)
その代わり周囲を覆っていたブロック塀も無くなり、盛り土がむき出しの状態になっているので大雨の時がちょっと心配という声も。

更に追記:更地は綺麗に整備、隣家との間に頑丈な塀も造られている(2023年)

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