シチュエーションは同じなのは知っていたし、少なくとも1回は見ているのに新鮮な気持ちで手に汗握る展開にハラハラドキドキしちゃった。
「CUBE」(1997年)カナダ

CUBEキューブ(字幕版) - ヴィンチェンゾ・ナタリ
目覚めたら立方体の部屋の中だった。集まってきた見知らぬ男女はトラップのある部屋をかいくぐりながら、出口を探して進むのだが・・・
参加者の過去のトラウマがキーポイントになっている日本版に比べると、感情をむき出しにして暴力的になっていく点と、政府の陰謀説を持ち出したりといかにもアメリカちっく。
グロさは日本版よりずっとグロいのだけれど、最後キューブの構造の説明がずっと分かり易くて脱出成功のカギに違和感がなかった。
目のアップからのサイコロステーキはオリジナルへのオマージュであること以外は、日本版は情緒に訴えて観念的なSFであるのに対して、オリジナル版はリアルであるという点で根本的な部分は全く別の物なのだと判明した。
「CUBE 2」(2003年)アメリカ

キューブ 2 (Cube 2: Hypercube) - カリ・マチェット, ジェラント・ウィン・デイヴィス, グレース・リン・カン, マシュー・ファーガソン, ニール・クローン, アンジェイ・セクラ, アーニー・バーバラッシュ, ローレン・マクローリン, ショーン・フッド
目覚めたら立方体の部屋の中だった。集まってきた見知らぬ男女はトラップのある部屋をかいくぐりながら、出口を探して進むのだが・・・あれ!?デジャブ?
設定は一緒だけれどこちらはぐっとSFチック。
集められた男女は皆兵器会社に関係する人たちばかりだったのと、ハイパーキューブという理解を超えた多次元空間で起きているため、オリジナル1作目や日本版CUBEと違って、トラップが向こうからやってくるかんじ。その分、グロさは全くないのにもう助かりようがない感がハンパなくて途中から希望のなさに脱力してしまう。
総括するとオリジナル「CUBE」が一番リアルな分怖くて、続編の2はSF的、日本版「CUBE 一度入ったら、最後」は感傷的といったかんじかな。
この記事へのコメント
にゃむばなな
カメラの角度や色合いなどで複数のCUBEがあるように見せる一方で、全員無名俳優だからこその、誰が脱落するか分からないドキドキ感。
まさに低予算映画の鑑。
ノルウェーまだ~む
>
本当にその通りですね~
低予算だけどその分撮影の苦労も相当あったようですが。
無名な役者さんだからこその意外性が光った作品でしたね。日本版はその分予測が付いちゃうのが残念でした。
瞳
おお、オリジナル観返されたんですね!!
「2」はより高度なものを目指してましたよね。自分の昔のダイアリーを読み返したら、シリーズ初のラブシーンがあったとそこ強調してました(笑)
怖さはやっぱり「1」ですね。
「キューブホワイト」!?白いキューブ!?そんな作品があるんですね。
そういえば、昔「キューブ」シリーズ観た時に、「キューブIQ」ってタイトルでてっきり、シリーズの1作かと思ったら、全く関係なくって残念な作品だったのを思い出しました!(^^)!
ノルウェーまだ~む
>
こちらにもありがとうございます!
そうなんです~ちょうど見返していたところでした☆
キューブには色々あるみたいですね・・・
配信をみるとキューブハザードっていいうのもありましたよ。バイオハザードの通路のシーンが、まさにCUBE1作目のサイコロステーキっぽいですものね。
それだけ多くの作品に影響を与えたのがまさに1作目なのでしょう☆