少し間が空いてしまったけど、京都旅行の続きデス
ほんの半月前は30度の暑さにぐんにゃりしていたなんてウソのように、すっかり冬の気候になってしまった東京だけど、京都は今頃はちょうどよい季節なのかな~
三嶋亭で息子と合流した後は、一度荷物を預けにホテルへ戻りそこから修復が終わったばかりの唐門を見るべく「西本願寺」へ。
とにかく西本願寺は広大な敷地なので、タクシーが付けてくれた御影堂門から入る。「ようお参りくださいました。」と警備員さんのご丁寧なごあいさつ。
「西本願寺」 公式HP 拝観料無料
手水舎(重要文化財)の横の休憩所には特に境内の案内図などがなかったので、どこを見てよいのか判らずふらふら。
振り返って見ると左の金箔押の立派な阿弥陀堂門から、今入って来た御影堂門までどれも重要文化財がずらり(後で判明)
見渡す限り重文なのに暑さで頭ぼーっとしていたうえに、午前中の瑠璃光院で満足してしまって西本願寺のことをあまり調べてなかった私。
⇧夕日を背負った御影堂(国宝) 現在修復中の阿弥陀堂(国宝)から入って、渡り廊下をいく。渡り廊下にまで立派な灯りが。
御影堂に安置されている帰命尽十方無碍光如来と南無不可思議光如来⇩
大層煌びやか。
これだけ煌びやかで国宝がずらりと並んでいるのに拝観料無料,しかも撮影全てOKなんて・・・と御仏の本来の在り方に心洗われる気持ちになる。こちらは階級の差なく広く門戸を開いている浄土真宗ならではだとパパンの説明。
御影像の周りをお坊様が回られていた。お一人は白杖を突いた方、お一人は黒人の方だったそう。熱心にお参りされている方もチラホラ
ミシミシと音がする縁側を行くと、話題の埋木を発見!
傷んだ個所や木の節穴に別の木を埋め込んでいるそうで、大工さんの遊び心が光る♬
これほどまでに大きなお寺は維持費だけでも大変なことでしょう。金閣・銀閣とともに京都三名閣のひとつ飛雲閣は、HPでは修復が終わったとあったけれど、工事中のフェンスに囲まれてみることが出来なかったのは残念。
形の良い松と立派な藁ぶきの書院造の建物は、襖絵が見事な対面所(国宝)があったらしいけど、特に案内も無くて入り口が判らなかったし下調べ不足で見ずじまい(涙
さて、いよいよ唐門へ。これは想像以上にあでやかで美しい!!9月に3年をかけた修復が終わったばかりだそう。
昨年日光東照宮の修復後の美しい陽明門を見てきて感じたのは、古いものを古いまま残すのも良いけれど、当時の美しさを取り戻して未来へ繋いでいくのはやっぱり重要なのだなと実感。
しかし大きな声では言えないけれど、息子は「中華料理屋みたい。」と一言(苦笑
ぐるりと回って外側からも見学。これが意外と大変で、北小路通を行っていればよく映画のロケ地に使われる場所も見られたし近道なのに、曲がり角がが判らず龍谷大学の方まで回ってしまったのでヘトヘトに。でも彫り物が内側と外側で違うので両方観ておきたい☆
総門から少し東へ進むと、本願寺伝道院
がらりと雰囲気が変わって洋風建築なのも面白い。
になみに西本願寺へお参りとセットで安く新幹線に乗る切符JR 特別割引「本願寺乗車票」と言うのがあるので活用しない手はない。
私たちは京都前日にそれに気付き急いで新宿高島屋のJTBへ行ったものの、そもそもJTBが予約しないと相談も出来ないと行ってから判明し、結局チケットショップで安売り乗車券を買う羽目になったのでこれから行く方は準備はお早めに☆
このあと地図では近そうに見えたバス停が意外と遠く、また数か所あって判りにくくて更にぐったり。10月なのに30度の京都に体力を消耗しつつ四条へ移動したのだった・・・
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この記事へのコメント
セレンディピティ
西本願寺、壮大で風格があってよいですよね~
まだ~むさんも書かれていますが、ここは無料で入れることもあって
時間が少し空いた時など、つい立ち寄ったりしています。
修復したばかりの唐門、色鮮やかで
まるで絵具の匂いがただよってきそう。
境内が広いので、ここは修学旅行の集合場所などにも
なったりしているようですが、人もまばらでゆっくり見学できましたね。
ノルウェーまだ~む
>
この時はガランと誰も居なくて、広大な境内を独り占めできました。
つい立ち寄るにしては広すぎる気もしますけれど、セレンさんはお気に入りの場所になっていらっしゃるのですね?
出来立てホヤホヤの唐門は実に見事でした。
もしかするとセレンさんは修復前がどんなだったかご存じなのかな?前と後と両方観ておきたかったな~と思いました。