若い人の間で人気・・・という認識だけで、内容も「カイジ」と似ているらしいし特に見るつもりもなかった韓国ドラマ。
秋の派遣仕事で知り合ったお仲間たちが、何かと韓流ドラマの「愛の不時着」などを勧めて来るので、今見るなら「イカゲーム」でしょう?ということで仕事を終えたタイミングで一気見!
いやあ、これはオモシロイ!!ヒットもするわけだわ☆
「イカゲーム」 Squid Game(英題)
金にだらしないギフンは借りた金も全額競馬ですってしまうほどで、別れた妻が連れて行った娘の誕生日のプレゼントも買えなかった。
地下鉄でメンコの勝負を挑んでくる謎の男に渡された名刺に連絡をすると、薬で眠らされ連れ去られてしまう。気付くと全員が緑のジャージを着せられ孤島の謎の施設に監禁されていた。「むかし遊びのゲームで勝ったら大金が貰える」と言われ参加するが、敗者はその場で射殺されてしまい・・・
やっぱりほとんどカンジじゃん・・・というのが第一印象。
しかも藤原竜也演じる若いカイジがいい加減な生活をしていて金が無いのは、ま、有り勝ちだよね?と思えたけれど、年老いた母親が行商でコツコツ貯めた金で競馬をするギフンはいいオジサンなので、一話目は正直気分が悪い。
でも二話目からガッツリ悪役が登場し、次第にギフンの憎めない性格がより強く現れると面白さが加速度的に増してきてもう止まらない!!
「むかし遊び」は世界共通!?最初のゲームは『だるまさんがころんだ』
「命を懸けてゲームをする」と言う点ではどちらも同じなのだけれど、『ゲームをいかにクリアするか?』に焦点が当てられているカイジに対し、こちらは最後の賞金を手にするために人間同士が醜く争ったり、そんな中でも相手を信じ思いやる気持ちが「逆に」増してきたりと、人間ドラマにより重点を置いている。また、脱北者がいたり格差社会など韓国ならではの背景が描かれているのも特徴。
ポップなセットとグロい展開のギャップがより不気味さを強調している。
ゲームで人数が減っていく展開と並行して、行方不明になった兄を探して潜入する警察官ファンの手に汗握るドラマも見もの。
警官のわりに迂闊なことをしでかすのでヒヤヒヤする(笑
鉄骨渡り的なゲームを悪趣味な金持ちが生観戦したりと、最後までカイジっぽいけれど、ラストのどんでん返しは韓国ドラマならでは!
こんな大物俳優を隠し玉で持っていたとは!!?
ちなみに途中の賞金総額が気になって「348…」と入れたらすぐに検索ワードのトップに「348億ウォン」と出たので笑ってしまったwa
このドラマの成功は「いかにも」なキャスティングにあるんじゃないかな?
見るからに人の良さそうな主人公のギフン、不幸せを背負った脱北美女、憎々し気なヤクザの男、ムカつく年増女、冷徹な同級生・・・
この分かり易い人物像があってこそ感情移入もしやすく、読めなくもないゲームとその展開も大いに楽しめるのかもしれない。
全部で9話と短めなのでサクッと見られるところもオススメ!
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