ハリーと同年齢だからずっと子供の成長と共に追い続けてきたハリポタシリーズ。ファンタビになった時点で卒業のつもりだったけれど、運よく(?)ファンタビ1作目を試写会で見ることになっちゃってそのまま続けて見ることに。
何しろ前回の「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」にはジョニデが出ていたからね♬
そんなジョニデのグリンデルバルドは大人の事情で残念ながら今回マッツ・ミケルセンへ変更。さてさて彼の悪役ぶりは?
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」 公式サイト
ニュート(エディ・レッドメイン)は、グリンデルバルドに婚約者を殺された兄のテセウス(カラム・ターナー)と共に、ホグワーツ行きの列車に乗り込む。
グリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)と血の誓いを交わしたダンブルドア(ジュード・ロウ)は、何とか誓いのペンダントを壊す方法を探していたが、頼りに出来るのはニュート達だけだった。
グリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)と血の誓いを交わしたダンブルドア(ジュード・ロウ)は、何とか誓いのペンダントを壊す方法を探していたが、頼りに出来るのはニュート達だけだった。
相手の計画を読めるグリンデルバルドの裏をかくために、計画をせずに挑む彼らだったが、ゆく先々で妨害に合い、ドイツで行われた総選挙に立候補する彼を阻止することもできなかった。最終選挙に必須の麒麟の子を密かにチベットへ運ぶニュートたちだったが・・・
そもそもが魔法動物が大活躍するシリーズでその活躍を楽しむ映画と思っていたけれど、実はハリポタの方へどんどん寄せて行っている感じ。なのでニュートの主役感は薄い。確かに観終わった後はすっごく楽しかった~♬と、重たい映画ばかり最近見ていたのでスカッとした気分になったのだけど・・・
ハリポタを引きずることで話は複雑になり、多くの哀しき過去が露わになった割に、その「哀しき」部分がさらっとしすぎて物足りなさが目立ってしまう。
勿論窮地を救うのはいつものように小枝のピケット!!
牢獄から誰を救い出したんだっけ?と早くも思い出せない私。そこは魔法動物たちが面白かったからまあいいの。
未来が読めるグリンデルバルドに対抗するから、先が読めないデコボコメンバーって!デコボコでも未来に起きることが読めるなら、それで分かっちゃうのでは?
ファンタビでぐっと子供向けにしたとしても、道理の通らない事をしれっと通すのはいくら魔法の杖でも出来ないよ?
さてジョニデに変わって最恐の魔法使いを演じるマッツ・ミケルセン。
若い頃愛し合った二人~~という点ではマッツとジュード・ロウとの間の空気感はそこはかとない色香が漂い、確かにジョニデとでは出せなかった雰囲気かも。しかしジョニーが演じた世界中から恐れられているほどの狂気や冷徹さはマッツからは感じられなかったかな☆
1作目で退場するはずだったマグル(人間)のジェイコブがどんどん活躍の場を広げて、今やほぼ主役。「ダンブルドアの秘密」と言っておきながら、核心部分のグリンデルバルドとのいきさつは既にパート2で一瞬暴露されたもの以上の事は無く、彼の何故か仏頂面のお兄さんと今は亡き妹の一件(ハリポタで既に明かされていたような?)もエピソードをさらっと一言でまとめて終わりで駆け足過ぎだった。
強大な力が誰にも止められなかったクリーデンス(エズラ・ミラー)でさえ急激に力が萎えて、その親子の愛憎劇も説明もなく和解。もう少し見せ場を作ってあげて欲しかったな☆
それと兄は婚約者のリタをグリンデルバルドのせいで失ったのに、その絶望感などが一切なかったので、名前が何度も登場するけど誰だっけ?ってなっちゃう。そういう細かいディティールを蔑ろにしてはいけないと思うwa
と言いながらもすっかり映画を楽しんだ私。深く考えなければ充分楽しめるのは間違いなし☆
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(字幕版) - エディ・レッドメイン, キャサリン・ウォーターストン, アリソン・スドル, ダン・フォグラー, コリン・ファレル, サマンサ・モートン, エズラ・ミラー, J.K.ローリング, デイビッド・イェーツ
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(吹替版) - エディ・レッドメイン, キャサリン・ウォーターストン, アリソン・スドル, ダン・フォグラー, ジュード・ロウ, ジョニー・デップ, エズラ・ミラー, ゾーイ・クラビッツ, カラム・ターナー, クローディア・キム, J.K.ローリング, デイビッド・イェーツ, デイビッド・ヘイマン
この記事へのコメント
にゃむばなな
ディティールがちょっとお粗末なのは、凄く分かります。
ハリー・ポッターの前日譚だからこそ、その色合いがどんどん濃くなるのは仕方ないにしても、やっぱり主役たちは大事に描いてもらわないと。
私たちは『ハリー・ポッター』ではなく、『ファンタスティック・ビースト』を見に来ているんですからね。
ノルウェーまだ~む
>
ありがとうございます。この仕様に慣れないので、もしかしたら元のスタイルに戻すかもしれません。その時は驚かないでくださいませ。
そうなんですよ~
潔くファンタスティック・ビーストのシリーズでいくべきなのに、ハリポタファンを取り込もうとしているのが見え見えで、かなり残念です。ハリポタは物語の向こう側にうっすら見える程度で良いのに・・・
ここなつ
私、実はジョニデよりもマッツの方が良かったんですよね~
でもいずれにしても途中から変わる位だったら、最初から同一人物に演じて欲しかったかな。
もうすっかりファンタビではなくハリポタになってしまって、ニュートの存在感が小枝よりもちっちゃあい(笑)!
ノルウェーまだ~む
>
ほんとホント!ただでさえやせっぽちだから、ニュートの存在感は小枝よりちっちゃくなってましたね!?(笑
ここなつさんはマッツデルバルドの方が良かったのですね♬
確かに今回は二人の関係性が重要ポイントだったし、マッツも「TV版ハンニバル」で魅せる冷徹な感じからするとピッタリとも言えます。
ともかくハリポタでした、なにもかも。