映画ブロガーのセレンさんとごみつさんと、ランチをしながら色々な映画のお話で楽しいひと時を過ごさせていただいた。
そのお話に登場した中で、私が未見の映画を今回チョイス。
「スリーパーズ」 1996年 アメリカ
スリーパーズ(字幕版) - ロバート・デ・ニーロ, ダスティン・ホフマン, ブラッド・ピッド, ケヴィン・ベーコン, ビリー・クラダップ, ジェイソン・パトリック, ブラッド・レンフロー, ブルーノ・カービイ, ロン・エルダード, ミニー・ドライヴァー, バリー・レヴィンソン, バリー・レヴィンソン, バリー・レヴィンソン, スティーヴ・ゴリン
ギャングが多く住む移民の街で育った少年4人組は、悪ふざけが過ぎて事故を起こし他人に大怪我をさせてしまう。
少年院に入るとそこで看守によるいじめと性暴力の日々が待っていた。辛い過去を封印し大人になりそれぞれの道を行くが、そのままチンピラとなった2人が偶然看守だったローレンス(ケヴィン・ベーコン)に出くわし復讐する。逮捕され裁判にかけられるが、その時検事として出廷したのはかつての仲間(ブラッド・ピット)だった・・・
思えばとんでもない大御所が勢揃いの凄い映画!!贅沢すぎ~~
主人公が語り部となって物語が進んでいくが、実話ベースだそう。精神的なトラウマとなっている事がかなり強調されていて、その分重たいつくり。ただの復讐ものではなくきちんとした社会派映画になっている。
少年4人が揃うとスタンド・バイミーww そのままチンピラになって若くして命を落とす者・弁護士や検事になる者。同じ地区で一緒に悪さをしていても違う未来がある。変わらないのは友情だけなのね☆
「戦場のメリークリスマス」 1983年 日本イギリスニュージーランド合作
戦場のメリークリスマス - デヴィッド・ボウイ, トム・コンティ, 坂本龍一, ビートたけし, ジャック・トンプソン, ジョニー大倉, 内田裕也, 大島渚, ポール・メイヤーズバーグ, 大島渚
ジャワの第二次大戦日本軍捕虜収容所。俘虜を犯したことで朝鮮人兵士にハラキリを命じるハラ軍曹(ビートたけし)に対し、エリート士官のヨノイは彼を強く叱責し事実確認を命じる。そのヨノイ大尉は連合軍のセリアズ少佐(デヴィッド・ボウイ)を何かと気にかけ銃殺刑から救い出し手元に置くのだが・・・
デヴィッド・ボウイ、そして坂本龍一の両名とも癌で亡くなったきっかけで鑑賞したとごみつさん。そう言えば私もまだ見てなかった・・・
何度も話題に出て有名なシーンを見ていたので、すっかり見た気になっていた私。
たけしも坂本龍一もセリフが早口で聞き取りにくく、何度も巻き戻す羽目になって、大抵の映画はナゾ映画でも理解できるタイプの私でも、さすがによく判らず・・・
軍隊であんなにニヤニヤふらふらしている人が軍曹にはなれないでしょう? 思わずシャキッと立たんかいっ!と怒鳴りそうになってしまったww
ただ、この映画の成功はやはりビートたけしのあのラストの台詞無しには無かったし、デヴィッド・ボウイと坂本龍一の組み合わせでなければこの映画はひとつも話題にならなかったと思うと完璧な映画だったのかもしれない。せめて日本語字幕を付けてほしい~
映画では捕虜を俘虜と言っている。なるほど『とりこ』ということなのね・・・
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
ごみつ
わ~、早速話題にあがった映画を鑑賞されたんですね。早業!(笑)
「スリーパーズ」は、やっぱり私前に見てます。細かいところは全然覚えてないんだけど、確かに凄い豪華キャストですね。
そうそう、幼馴染みたちの友情の物語でしたよね。ちょっと重たい映画だったのも覚えてます。
先日言い忘れてたけど、「戦メリ」は台詞がすごく聞き取り辛いんですよね。
特にローレンスがしゃべる日本語がほんと、聞き取れないんですよ。劇場で見た時も、日本語にも字幕つけてくれ~って思いました。
私も今回みなおして、あらためて感銘をうけました。私もおって記事にしてみます。「ラストエンペラー」もだけど、坂本龍一の映画音楽は素晴らしいですよね。
latifa
坂本さん亡くなってしまってショックです・・・。
私は映画をリアルタイムに見に行ったので思い入れがありますが、今初見で見たら、そんなに大した映画じゃないと思いそう・・・。
2005年に感想書いてるんですが、当時はみなさんご健在で活躍していて嬉しいってあって、、、悲しくなりました。しょうがないですよね、年月が随分経ってるんだから。
そうそうセリフ、やたら聞き取りにくいんですよね。
2,3年前かな?TVで放映してくれたのを再見した時に、それを凄く感じてイライラしました。
ノルウェーまだ~む
>
うふふふ、どんだけ暇なんだかって感じですね☆
「戦メリ」はキャストが放つ唯一無二のオーラと、坂本龍一の音楽に尽きるというか、それが無いとある意味理解しにくい(台詞だけでなく)のに、それがあるだけで極上の映画になってしまうという・・・
キャストと音楽の勝利ですよね~
だから海外で評価高いのは、ちゃんと日本語に対しての字幕があるからなのだと思います。
リマスター版を作った時に字幕も入れるべきでした(笑
ノルウェーまだ~む
>
やっぱり聞き取り難かったですよね~大昔の白黒映画ならいざ知らず、すぐ怒るで有名な大島渚監督が、どうしてあれでOK出したのか謎です。
この映画を観ると余計に、坂本さんもデヴィッド・ボウイもまだ若いのに癌で亡くなったということに、残念ではありますがちょっと運命も感じてしまいました。
瞳
セレンさんやごみつさんとのランチ、楽しそうですね~♪映画のお話も盛り上がったでしょうね。
「スリーパーズ」懐かしいです。
そうそう!すごい顔ぶれですよね。ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロにブラピですもんね。
友情もので、でも結構重くて・・・考えさせられる映画でしたよね。
「戦場のメリークリスマス」名場面?というかTVとかでよく取り上げられるシーンとあの曲だけしか知らないので、私も見てみたいです。
ノルウェーまだ~む
>
八重洲ブックセンターが無くなる・・・と言う事で思い切ってお顔も知らないごみつさんを訪ねて行って、そのお陰でこうしてランチ会が出来たのも不思議なご縁だと思います。
「スリーパーズ」ご存じでしたか!?めちゃくちゃ豪華な顔ぶれで贅沢な映画ですよね~
「戦メリ」は何とか字幕を出せないかとあれこれ試しましたが、古い映画なのでその機能が無くて、切腹を止めて傷が治りかけているのにやっぱり切腹とか謎の行為の訳が、日本語が判らないせいで(?)理解出来なかったりしますので、心して見てみてくださいww
セレンディピティ
スリーパーズ、ご覧になられたのですね。
私結局最初の30分見ただけで、そのままになってます...。
でもその30分で良作の予感がしましたよ。
重いけれど、見応えありそうです。
デニーロがやっぱりいいですよね。
若かりし頃のブラッドピットも楽しみです。
戦場のメリークリスマスは、坂本龍一ファンにもかかわらず
映画を見ていないのです。
みなさん、セリフが聞き取れないとおっしゃってますね。
私も邦画にも字幕つけて~と思うこと時々あります。
ノルウェーまだ~む
>
あれ!?セレンさんがオススメ~と思って鑑賞した「スリーパーズ」でしたが、冒頭30分だけだったのですね!?(笑
大御所が勢ぞろいで贅沢なうえに、社会派映画でなかなか良かったですよ。実話ベースとは知りませんでした。
「戦メリ」は台詞だけでなくテーマとしてかなり寛容な目で見ないと、ストンと心に落ちてこないところもあります。敵と味方を超えた友情・・・と言えば美しいですがじゃあ切腹は??と、解釈が難しい部分もありましたよ。