でもこのくらいならへーきへーき☆
「ウィッチ」(2015年)アメリカ
教義に敬けんなあまり新天地の村から距離を起き、新たな土地を開拓し始めたウィリアム一家。働き者の長女トマシンが子守をしている最中に末の赤ん坊が行方不明となる。次々と起こる不幸に、長女が魔女なのではと疑心暗鬼になる両親は…
とにかく長女トマシンと弟役の二人の演技が素晴らしい!
特に長男の今際の際は見もの☆
とにかく自分勝手な父親に終始イライラさせられる。男尊女卑と敬けん過ぎる信仰に縛られる息苦しい生活が、大自然に囲まれているのに閉じ込められているような感覚を与えるのだ。
私はキリスト教徒では無いので詳しくないけど、7つの大罪がテーマどなっているらしい。
妻の銀の時計を勝手に売って内緒にしている父親、姉に欲情する思春期の弟、若い長女に嫉妬する母、いつも怒っている妹、怠惰な次男…
狂信的に信仰するあまり、人間として普通に欲する事が罪となり、人為的に魔女を生み出していく。
清楚でどこか妖艶な長女が、より一層その理不尽な境遇を際立たせて見せている。
夫の実家の熱心な真言宗の仏事に触れると、普段は無宗教の私でも「これをやらないとバチが当たるのでは?」と不安になったりする。
ましては敬けんなキリスト教徒となると、教義に縛られるのもやむ無し?
ラスト自由を得て羽ばたく長女のシーンが、信者の人には心象心理として捉えられるのか?とっても気になった。
この記事へのコメント
瞳
ご覧になったのね、まだ~むさんの感想が読めて嬉しいです。
>「これをやらないとバチが当たるのでは?」と不安になったりする。
ましては敬けんなキリスト教徒となると、教義に縛られるのもやむ無し?
あぁ、確かに私もそういう思いにとらわれることがあります。
でも何事もやっぱりほどほどが一番よね!(^^)!
あの森に囚われているかのようでしたね。ウサギやヤギがこんなに怖いとは・・・。
アニャちゃん、可愛かったですね。最後のあの解放された表情がなんともいえませんね。
ノルウェーまだ~む
>
こちらにもありがとうございます!
昔は森の中は確かに危険が多くて、それを禁忌として中に勝手に入ることを禁じたのでしょうけれど、いわゆる迷信やタブーに逆に縛られて面倒な事になっていくんですよね。
そういう意味でも、宗教に存在するタブーで人間が救われるどころか不幸になってる例が、世界中に今でも多く見られるのは残念でなりません。
タブーを犯したらいきなり地獄に落ちるんじゃなくて、針千本のーます!くらいにしておけば良いのにね(笑)