四国八十八か所で最も多くの札所がある愛媛県。
愛媛から始めたので勝手が判らず手間取りながらも、なんとか2回に分けて20ヶ寺を廻り終える事が出来た♬ 10/12(実家に近いあと6寺はまた次回)
「64番札所 前神寺」 公式HP
狛犬が出迎えてくれる。奈良時代に役行者小角が開基し、垣武天皇(781~806)の病気平癒を見事に成就、江戸時代には西条藩主松平氏が信仰し東照宮を祀って三葉葵の寺紋が許されたのだそう。
本堂周辺はうっそうと茂る老木に囲まれ深山幽谷の趣がある。
投げ入れた1円玉がくっ付くとご利益があるという、かつて滝打修行が行われていた御滝不動尊の鮮やかなオレンジ色にドキッ。
この旅では多くの歩き遍路さんに出会った。外人さんの歩き遍路サンはにこやかに楽しんでいて、日本人の歩き遍路サンは黙々と。
境内には鳥居も有り、階段を登って行くと権現堂がある。
上から見ると中央に護摩を焚くところが良く見えた。大師が2度も霊場石鎚山で護摩修行と断食修行をしたことから、2月3日には柴灯大護摩供・権現様ご開帳・福投げの行事があってテレビ中継もされるらしい。
今までのお寺とはちょっと異なり、大師堂の提灯と瓦には葵の紋、鬼瓦は獅子と鳳凰という豪華な造り。
「65番札所 三角寺」 公式HP
香川県の県境にある為、自宅で一周忌を終えてから香川県の遍路を始める時に一緒に回ったお寺。10/25
珍しい事に山門の真ん中に鐘が吊るしてある。非常に合理的!山門の仁王像が真っ赤なのも特徴的。
今回のお遍路で初めて紅い紅葉に出会えた~♬ 辺り一面青紅葉なので、きっと今頃(11月中旬)なら燃えるような真っ赤な世界を楽しめているんじゃないかな~
中央に弁財天を祭っている三角に囲ったエリアは、かつて護摩壇を行った跡が池になったそう。
小林一茶があまりの美しさに「これでこそ登りかひあり山桜」と詠んだ桜の見事な古木もあるし、紅葉の木も多かったので季節を選べば最高の景色に出会えるのでは? そうでなくても趣のある山のお寺は愛媛の最後を飾るのに実に相応しいお寺だった。
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この記事へのコメント
瞳
愛媛の札所、短期間の間にたくさん回られましたね~♪お疲れさまでした。
「前神寺」も「三角寺」も同じところを回ったのに、まだ~むさんのお写真のすばらしさにまた見惚れてしまいましたよ(*^-^*)
御滝不動尊の鮮やかなオレンジ色!あれはビックリしましたね。
三角寺は紅葉も、そして桜の頃もきっと素晴らしいでしょうね。
香川からは一番近い(愛媛の)札所なので、春にもまた行きたいなあ~♪
ノルウェーまだ~む
>
始めたのは9月末からなので、短期間でもないんですよ~(笑)
ちなみに愛媛①は3泊、②でも4泊(この後別子銅山へ寄りました)しているのにまだ6寺も残しているので、ほぼ歩き遍路さんのペースですね(爆
写真お褒め頂いて嬉しい~~♬
香川県はコンパクトなので三角寺にも再訪出来るし羨ましいです!私も春に花遍路をしたいのですが、途中で寄るのは・・・難しいかも??(涙
セレンディピティ
愛媛県の札所を20か所も回られたのですね。
お疲れ様でした。
前神寺は両袖に渡り廊下のような建物が延びているのがユニークですね。
ぱっと見たところ、屋根の形が奈良の寺院(角がきゅっと上がっている)に似ているような?と思ったら、奈良時代に開基と書かれていたので、ちょっとうれしくなりました。
三角寺もこじんまりとしながらも、歴史を感じる趣のあるお寺ですね。
青空に紅葉がきれいです。
それにしても巡礼をていねいに記録されていて、よい記念になりますね。
ノルウェーまだ~む
>
ありがとうございます~車遍路なのに、なかなかに疲れましたww
前神寺は神仏習合の色合いが強いせいか、ちょっと神社っぽい造りですよね?
それぞれのお寺に似ているようで違う特徴があって、結構面白いです。歴史に興味をお持っていたらかなり楽しめるんじゃないかな。
ちなみにこの後、香川県を20寺廻っております(笑)