廃墟好きなら誰もが知る東洋のマチュピチュ別子銅山。いつか行きたいと思っていたのだった。
「別子銅山 東平(とうなる)」マイントピア別子 公式HP
64番札所の前神寺と愛媛県最後の札所三角寺の間にあるマイントピア別子では、当時鉱山を走っていたミニ機関車で観光坑道を走ったり、江戸時代から近代までの採掘の様子を見たり体験できるアトラクションがある(端出場ゾーン)
ファミリー向けな施設はスルーして、そこからさらに車一台やっと通れるくねくね道を走った11km先の標高750mの山の上の東平(とうなる)ゾーンに、目的の廃墟「別子銅山跡」があるのだ。
この穴から採掘された岩石を下へ落とす。
別子銅山とは元禄4年から昭和48年まで(!)採掘が行われていた銅山で、日本三大銅山の一つ。
停車場跡。鉱石だけでなく、そこに暮らす人々の生活用品・新聞・郵便などが運ばれた。
建造物の上方にある穴から落とされた鉱石はこの貯蔵庫に保管される。⇩
実は私たちがスリル満点な細道を走ってようやく到着したのは正午ごろ。この時既に多くの車(外人さんが多数)が停まっていたのが不思議だったのだけど、ここは東向きなので午前中でないと良い写真が撮れないのを彼らは知っていたらしい!
一番上の駐車場のある所から220段の階段(当時物資を運んでいたインクライン跡)を痛めた膝でゆるゆると降りていくと貯蔵庫があり、そのさらに下に住居跡が何段にもあって、この山に相当大きな街があった事が判る。家は間取りも大きく豊かな暮らしが約束されていたらしい。
明治期には配電所だった所は現在マイン工房となっていて、私たちはじっくり時間を掛けてここで銅板のしおりを作成(500円)。仕上げをして頂くのに30分ほどかかるので、「東平歴史資料館」(無料)を見学して待つと良い☆
ちなみに自分で運転して来るとすれ違い不可な細道の行き帰りで疲弊するので、案内説明付きバスツアーをオススメするけど、その場合工房体験は出来ないかな…
このあと帰り道で「西条祭り」の前夜祭に遭遇。(10/14)
見事なだんじり(屋台)が大集結して最後は川に入る勇壮なお祭りなのだとか。
実は前日、伊予西条駅前のホテルに宿泊し「ナスカペルー」へ行く途中に、細い路地で見事な山車をメンテしている人たちを目撃していたのだけれど、これがお祭りのだんじりだったのね!
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この記事へのコメント
瞳
マイントピア別紙は2度訪れているのですが、子どもが小さい時だったのでそれこそ、ファミリー向けゾーンを楽しみました。
こうやってまだ~むさんのお写真見ると、まるで行ったことがないところのようです!こんな神秘的な場所だったのね(笑)ほんとにマチュピチュのようですね♪
西条祭り!!昔OLだったころ、愛媛の得意先の方から何度もこのお祭りのすごさを聞かされましたっけ。古い記憶が一気に蘇りました(笑)
だんじり、見事ですねぇ。
ノルウェーまだ~む
>
お返事遅くなり失礼いたしました~
おお!マイントピアには2度もいらっしゃっているのですね?
本当ならマイントピアも楽しんで、その後シャトルバスでザックリ説明を受けながらマチュピチュ部分を観るのが正解なんですが、とにかくこの別子銅山をゆっくり見たかったのと、銅板のしおり造りにめっちゃ時間を掛けてしまい、結果東平エリアにしか行けませんでしたwwでもインパクトありますからね、是非一度いらっしゃってみてほしいわ!
西条のお祭りは動画もあるようなので、見ると迫力がまた凄いですよ~
セレンディピティ
愛媛の山奥にこんな神秘的な場所があるのですね。
廃墟といっても、赤れんがの重厚な建物なので
なんだかとても絵になります。
まさに失われた古代都市ですね。
ここからの眺めもすばらしい~
細いくねくね道をがんばって訪れた甲斐がありましたね。
ノルウェーまだ~む
>
日本家屋は木造なので、廃墟になると何故か物悲しいですが、こちらは煉瓦造りで重厚だし、まさにマチュピチュですよね♬
残っている部分で見学できる所は本当にちょっとだし、もっとずっと奥まで歩くと発電所などもあるようなのですけど、何しろ娘が膝を傷めちゃったから、行けずじまいになって残念でした(笑)
その分ゆっくりと工作に励むことが出来ましたよ~