コロナ禍に始めた渋谷の公共トイレ巡りも、トイレの完成を待ってしばらくお休みしていたので、待ち望んでいた役所広司さんの映画「PERFECT DAYS」が公開になったことだしと再開。
今までのレポートは渋谷のスケルトントイレに入ってみた
渋谷のトイレプロジェクト②恵比寿方面
渋谷のトイレプロジェクト③奥渋~代々木上原
西原一丁目公園トイレ
映画に登場。なるほど映画で撮影したくなるほど素敵だったwa
建築家の坂倉竹之助氏のデザイン。
初台~幡ヶ谷にかけては、高速の高架に沿って玉川上水が暗渠となった緑道が続いていて公園も多く、4つもの渋谷トイレプロジェクトがある上に、普通の公衆トイレも完備され大変手厚い。
3つの扉の中央が誰でもトイレ、左右は男女どちらもトイレ!これよこれ!これでこそが平等なのでは?


七号通り公園トイレ Hi Toilet
クリエイティブディレクター佐藤カズー氏のデザイン。手を使わないボイスコマンドのトイレ。これも映画に登場。
まん丸フォルムが可愛くて一番楽しみにしていた☆公園は小さくてあまり活用されているようには見えないけど、駐車場に面しているので利用者は多いかも。
「ハイ、トイレ」と声を掛けたら扉の開閉や水を出したり止めたり出来るという、このトイレのウリの部分はパネルが修理中で残念なことに試せなかった!! せっかくなら「はい尻~」でも良かったかも?
スケルトントイレ同様、ちょっとアイデア先行といった印象。手での開け締めも出来るとは言え、こうして繊細な電子の部分が壊れやすいのって…しかも個室もちゃんとある男性専用トイレと誰でもトイレのみ。あまり公衆トイレを女性は使わないとはいえ…
幡ヶ谷公衆トイレ
東京大学DLXデザインラボ教授のマイルス・ペニントン氏デザイン
道路の角の広々とした空間を専有して、まるでホールのよう。
一人男性がウロウロ迷ってると思ったら、もの凄く広い男性用トイレにはアサガオ2つだけで、個室は2箇所ある誰でもトイレに入らないとイケナイらしい。
誰でもトイレはむやみに広く高い天井の天窓から自然光が入って明るい。住めるよこれ。
しかしトイレの手前は夜のライトアップのための設え?が広く取ってあるのに、ジェンダーを意識し過ぎた結果、女性専用を無くすとか有り得ない!誰でもトイレを1つにしたら良い話では?
笹塚緑道公園トイレ(まちあかりのトイレ)
日本トイレ協会会長で建築家の小林純子氏デザイン

森をイメージしてるのかな?デザイン的には可愛いのに、いかんせんあえてのサビ色が古いように感じさせて残念。

中央にジェンダーレストイレ。

入口手前に子供専用トイレもあるけど、何故か使用禁止になっていた。
運悪く女性トイレのど真ん中に○○○が落ちていて(何故間に合わなかった⁉)、ああ役所さんだけでなくお掃除の方は大変ねと心から感謝。
この後トイレのすぐ前に行列する人気の洋食屋さんがあり、そこで食事をすることにしていたのだけど、さすがにカレーは注文できなかった(笑)
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