試写会「パスト ライブス/再会」☆無垢であることの尊さ

基本的に恋愛もの、特に胸キュン映画は滅多に観ない私。
実際、韓国人を主役に韓国人監督が描く韓流的な?映画がアカデミー賞作品賞にノミネートされるなんて『有り得ない』はずなのに・・・?と考えたら俄然興味が湧いて試写会に応募。きっと何かあるに違いないっ!A24だし♬

「パスト ライブス/再会」 公式サイト
パストポスター.jpg
12歳の頃初恋した二人はノラの家族の海外移住によって離れ離れになってしまった。24歳となりFBで再び再会し交流を深めるが、すれ違い縁遠くなっていく。36歳になり既に結婚しているNYのノラの元へヘソンが訪ねて来るが…
パストこども.jpg
12歳の頃はお互いだけを見ていた。
小学6年生。普通にじゃれ合い将来結婚すると公言、お出掛けしたら手も繋ぐほどの仲良し。
12年後FBが一般的になるまで、手紙のやり取りも無かったというのは唯一この映画で無いかな~と思う点だけれど、多くの人のあるあるな話なんじゃないかな。
パスト夫婦.jpg
大きな動きが無いとても静かな映画。まるでドキュメンタリーのような長回しで、ややもすると退屈してしまうのだけれど、このリアルさがより共感を呼ぶのでは?
海外移住してアメリカ人と結婚しグリーンカードを取得、脚本家として成功する夢を追い続けるノラ。この夫が想像以上にいい奴!居るの?アメリカにもこんな控えめな男性?夫の『どう足搔いても勝ち目のない、精神的に強い絆がある同郷の初恋の幼馴染』な二人をどんな気持ちで見守っているかと考えると何とも複雑な気持ちに…
パスト電車.jpg
24歳の時と36歳の時の演じ分けが凄い!別の人が演じたかと思うくらい。ノラなんて髪型もほぼ一緒なのにぃ~
絶妙な距離感を保ちつつ見つめ合う二人。もしこれが私の苦手なよくある胸キュン映画だったら、当然のように『真実の愛を取り戻した』として熱く燃え上がっていくのでしょうが、ジレジレと距離は縮まらない。この恋愛映画なのに奇妙な緊張感が漂う後半は、今までのどの映画にも無い感覚だ。
パストパブ.jpg
自分は理解出来ない韓国語で盛り上がる二人を見守る夫。「13時間もかけて初恋の人に会いに来た幼馴染を止める事は出来ない」と言いつつも嫉妬を隠さないベッドでの会話でも、なんなら始まっちゃうシーンなのに二人は服を着たままそっと寄り添うだけ。この感覚はやっぱり監督が韓国人女性だからなのかも?
ネタバレは厳禁とLiLiCoさんが言うけど、この映画の良さをラストに言及せずに伝えるのは難しい。
一つだけ言うとしたら、非常にアジア的な恋愛観が欧米の人にとっては途方もなくピュアで無垢な純愛が神聖で価値あるものとして映ったんじゃないかな☆
PXL_20240308_120845008.MP.jpgPXL_20240308_120830395.MP.jpg
PXL_20240308_120816367.MP.jpg
試写会の日を1日間違えて、前日にも会場まで来てしまった私だけど、この日はしっかりランウェイの正面の席を確保!らっきー!登壇のLiLiCoさんの鶴の一声で、観客も写真撮影が許されたyo 
映画を見終わった後は正直んー?と思ったけれど、彼女の解説で『特にアジア的な恋愛観』が欧米人には新鮮だったと聞いて物凄く納得したのだった。

この記事へのコメント

  • セレンディピティ

    まだ~むさん こんばんは。
    先日お誘いくださった作品ですね! 間違えて前日に行ってしまったの?
    こうして拝見すると、やっぱり私の好きそうな作品だわ~
    こういうもどかしいほどのピュアなロマンス、好きです♪
    行けなくてほんとうに残念でした。
    (これに懲りずにまたお誘いくださいね)
    数年前の、韓国系アメリカ人の家族を描いた作品「ミナリ」(この映画も大好き!)に似た、繊細な淡い映像も好みです。
    2024年03月09日 22:48
  • ノルウェーまだ~む

    >セレンディピティさん
    >
    そうなんです!絶対これセレンさんお好きですよ!!
    そして「ミナリ」にも通じる話でもあって、韓国からアメリカへ移住した家族の話でもあるので、ある意味、今アメリカではそういったアジア圏からの移住者による新しい風が吹いているんじゃないかなと推測しています。
    静かで切ないピュアな物語が、実は欧米では新鮮で豊かに思えるんですね~
    2024年03月09日 23:14
  • ここなつ

    こんばんは♪
    あらー、話題作のどセンター、良いことってこれでしたのねー。羨ましいわぁ。
    私も韓国のラブ物きゅん物は苦手分野なのですが、まだ〜むさんオススメなら、公開したら行ってこようかしら。
    2024年03月10日 21:58
  • ノルウェーまだ~む

    >ここなつさん
    >
    小さなラッキーww

    この映画はね~そのキュンものとは一味もふた味も違うので、是非ラブ物苦手なここなつさんには観て欲しいわ。
    ただ、日本人なら特別感はあまりないかも?感情的に普通に良くある話だから、そういう点で自分と重ねやすいっていうのも確かに有りますね☆
    2024年03月11日 00:41
  • latifa

    ノルウェーまだ~むさん、ちょこっとだけ。
    これは未見なのだけれど、アカデミー賞にノミネートされてることは知っていました。

    >基本的に恋愛もの、特に胸キュン映画は滅多に観ない私。
    私もなの!

    韓国ものも、恋愛ものじゃなくて、サスペンスとか重いヤツが好きなのです。

    いつか見れる機会が来たら、また戻って来ますね♪
    2024年03月13日 14:03
  • ノルウェーまだ~む

    >latifaさん
    >
    なんと!観たいな~って思う映画の好みが似ていて、親近感が沸いておりましたが、おんなじですね~~
    ちょっと嬉しい☆
    やっぱりサスペンスや重いやつが見ごたえあって良いですよね。
    一番はヒューマンドラマかな。
    また色々おすすめ映画参考にさせてください~
    2024年03月13日 21:24
  • ノラネコ

    地味ながらいい映画でしたよね。
    完全に東アジアの情緒で、今のアメリカに生きている女性を描いたのが良かったのだと思います。
    移民社会にはいろいろな人がいて、その中には一般的な米国人から見ると、自分たちは持っていない価値観に感じるものもあるのでしょう。
    以前はほとんど無かった、アジア系の物語が増えてきて、ちゃんと評価されているのは素晴らしい流れです。
    2024年04月11日 21:02
  • ノルウェーまだ~む

    >ノラネコさん
    >
    本当にその通りですね。肉食系欧米人が、アニメやアジア圏のドラマ・ホラー・映画全てに触れる機会が増えて、より情緒的な感情を新鮮に感じて魅力と思ってくれるのは非常に嬉しいことと思います。
    その両方の感覚を持ち合わせている監督だからこそ気付きがあったんでしょうね☆
    2024年04月11日 22:39

この記事へのトラックバック

人気記事