香川県の巡礼旅の続き。平地にある霊場も多いけれど、やっぱり印象に残っているのは山深いお寺ne
中でも印象的だったのがここ弥谷寺。(10/27)
「71番札所 弥谷寺」 公式HP 日本三大霊山のひとつ
駐車場からでも370段石段を上がる。歩き遍路さんだと下からは570段。高い櫓の上の鐘を鳴らすと岩壁に囲まれた深い森に気持ちよく響き渡る。日照りが続いても枯れない湧き水も⇩
霊山信仰ではこの水場の横にある洞窟⇧が神仏の世界への入り口と言われていたそう。
⇩大師が刻んだと言われる弥陀三尊磨崖仏。崩れない様コンクリートでアーチの屋根が作られているww
1300年前天然痘の流行を鎮めるために行基が建立。戦国時代に焼失し1600年に再興された。充分古くて趣がある!
大師堂の奥に弘法大師が7歳の時に苦行をした獅子の岩屋がある。岩を掘った部屋はロウソクの煤で黒くなっており、その圧倒的な荘厳さにドキッとする。7歳でこんな暗い所で苦行してたなんて!
「76番札所 金倉寺」 公式HP
高い位置にある鐘は力加減が難しく四苦八苦。
本堂の真横には鳥居があり、500人の子供がいるのに人の子をさらって食べていたという「鬼子母神」が祀られていた。
人の子を食べてても神様になれるのね〜とか、金箔を貼って願いごとをする大黒天像や大きな小判の形の賽銭箱を拝金主義と揶揄したせいか、ついさっきまで青空だったのが一転にわかにかき曇り、物凄い暴風が吹き荒れ始めた!ひえ~っバチ当たった…
「77番札所 道隆寺」 公式HP
眼病にご利益がある「眼なおし薬師様」があり、225体の観音像が出迎えてくれる。お寺に着いてから間もなく雨は激しい土砂降りに…
朝、暑いくらいに晴れてたのにぃ~しばし雨宿りするも雨は激しくなるばかり。噂の『弘法大師と衛門三郎』の像がある。⇩
石手寺の時も説明したけど、衛門三郎は強欲な豪農で托鉢にやってきたみすぼらしい僧侶を何度も追い返し、8度目に箒で鉢をたたき落として割ってしまう。その後自分の子供8人が次々と死んだことで衛門三郎はその僧侶が弘法大師だったと気付き、懺悔するため巡礼に出るが何度廻っても会えず(大師も廻っているから)、逆打ちをしてようやく出会えて非礼を詫びている様子がコレ。(石手寺には衛門三郎の像だけあった)
父母ヶ浜や金倉寺で悪態を付いたバチが土砂降りくらいで良かったわww
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この記事へのコメント
瞳
香川レポ嬉しい!(^^)!
山寺いいですよね。
特に弥谷寺は古くから霊山信仰の象徴といわれてきた雰囲気が素晴らしかったですね。
私が訪れたのは冬だったんですが、まだ紅葉残る景色を見ながらだと、570段の階段も意外にするり~といけたりしました(*^-^*)
あらっ・・・お天気が~~。青空が一転暴風になったらビックリですね。
道隆寺、私は眼にレーザー治療とかしてるので「眼なおし薬師様」にいっそうのお祈りしちゃった(*^-^*)
香川のお遍路レポ、続きも楽しみにしています。
ノルウェーまだ~む
>
遍路レポを楽しみにしてくださって、こちらこそ嬉しいです♪
冬の山寺も趣があって良いですね~☆
この日は弥谷寺の晴天からの暴風雨でビックリしました。
しかも丁度鬼子母神をディスっていた(笑)時に、一瞬で物凄い吹き荒れたものだから、ああこうして昔は陰陽師あたりが妖術を使った的な?感じになったのでしょうね・・・って思っちゃいましたよ。
本当は気象予報士だったのかもww