暫く距離を置いていたホラー映画もようやく解禁☆
「X エックス」 2022年 アメリカ
X エックス(吹替版) - ミア・ゴス, ジェナ・オルテガ, ブリタニー・スノウ, スコット・メスカディ, マーティン・ヘンダーソン, オーウェン・キャンベル, スティーヴン・ユーア, タイ・ウェスト, タイ・ウェスト
1978年。有名女優になる事を夢見てアダルトビデオを作成する若者たちは、偏屈な年寄り夫婦が暮らす田舎の農場の部屋を借りて撮影していた。
夜になり外に老婆の姿を見付けた監督兼カメラの青年は…
古典的なホラー顔の主役の女の子にそそられずスルー。でもlatifaさんや瞳さん皆さん結構盛り上がっていたし、何よりA24だもの!
既視感のある展開が多い~と思ったら様々なホラーをオマージュしているのね。あえて70年代のざらついた画像と、ポルノビデオパートは正方形の画面だったり古さとB級感をたっぷり演出。
見る前に主演のミア・ゴスがマキシーンと殺人狂の老婆パールの二役をやっている事を知ってしまったのは失敗。実際、相当な老婆を上手く演じてはいたけど、あの歩くのもやっとのお年寄りが簡単に成人男性をサクサク殺したりS〇Xしたりとか有り得なさすぎるし(いや元々あり得ない話だけどww)
映画「パール」と3部作らしいけど、2作目の「パール」でどんな事情があったにせよサイコパス婆さんに対してシンパシーを感じられなかったのは如何ともしがたいかな。何より老婆であること=バケモノ扱いがどうしても好きになれず、どちらの立場にも共感できなかったのは残念。
「ヴァチカンのエクソシスト」 (2023年)アメリカ
ヴァチカンのエクソシスト - Russell Crowe, Daniel Zovatto, Alex Essoe, Franco Nero, Peter Desouza-Feighoney, Laurel Marsden, Julius Avery, Sophie Cassidy, Jo Homewood, Macdara Kelleher, Doug Belgrad, Michael Patrick Kaczmarek, Michael Petroni, Evan Spiliotopoulos
ねえねが、度々「バチクソ見た?面白いらしいよ。」というので鑑賞。そもそも全く信仰心も無く、悪魔も幽霊も信じていない彼女が、その手の作品を推してくるのだから面白いに違いない。
ローマのヴァチカンで悪魔祓いをしているガブリエーレ(ラッセル・クロウ)は、多くの人を救済してきた。ある時強大な悪魔が憑りついた家族の住む教会を訪ねると・・・
実在のエクソシスト(悪魔祓い)の司祭が遺した回顧録を元にしているというので気になっていた作品ではある。とはいえ、私も悪魔が登場する映画はどうにも好きになれないわけで。
ところが前半は意外にも、「憑りつかれた」案件の98%は精神疾患で、司祭は殆どを病院へ連れて行ったり、暗示をかけて治したりしているとハッキリ言ってくれる。それそれ!正直に言っちゃってるのがイイ☆
ただ後半は結局、残り2%に潜む「悪魔」登場で、今まで数多く描かれてきた『全てが悪魔の仕業』的な話になっちゃって、急激にガッカリすることになる。だって最後は神に祈れば悪魔に勝っちゃうんだもん(笑)
ただ、悪魔に憑かれた司祭がカトリック教会に深く潜入して、そのせいで異端審問や弾圧などが始まったと言っている点は、つまり『立場上ハッキリは言えないけど、キリスト教の中枢部が酷い事をしている』と暴露しているようなもので、ねえねが推しているのはそういうところなのかな…と思ったり。
スペイン語やイタリア語を駆使するラッセル・クロウは見事!でもヴァチカンで逆に英語で話すよう強要されるのは何故かな?
続編がありそうな予感だけれど、199話までパターンが同じになりそうww
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この記事へのコメント
latifa
>見る前に主演のミア・ゴスがマキシーンと殺人狂の老婆パールの二役をやっている事を知ってしまった
アチャー、そっか・・・それじゃビックリする最大ポイントがなかったですよね・・・
ごめんなさいね、ちょっとガッカリしちゃったかな。
私は「パール」と2本併せて見ると面白かったのだけれど、これ1本だけとなると普通っていうか、、
特に・・・な映画だと思う。
前半の古い昔風の作りの部分が無駄に長い印象があったし。
申し訳ない!
PS ラオスのフェスティバル、初めて知ったけど(お祭りの行事や歌?とか、東南アジアテイスト満載で鮮やかで楽しいですね)
瞳
おお!ホラー解禁されたんですね。
「X」、」かの「悪魔のいけにえ」を彷彿させる王道ホラーなのに・・・アリエナイ人がサイコパスなのでビックリですよね!!そうそう、全然素早くもないし、強くもないはずなのに・・・若者の親切心を利用してやっちゃってましたよ(>_<)
ぜひぜひ「パール」も。こちらの方がまだ~むさんの好みかも。
「ヴァチカンのエクソシスト」は娘さんのおすすめだったのね。
ラッセルの神父がめちゃめちゃ安心感あり・・というか、彼なら大丈夫って感じでね(*^-^*)ヴェスパに乗る姿が可愛かったなぁ。
どちらかというとエンタメっぽいホラー、新人さんとのバディ感が良かったです。続編決定だとニュースに挙がっていた・・ような?
http://teapleasebook.blog26.fc2.com/blog-entry-1479.html
ノルウェーまだ~む
>
いえいえ、私が勝「あまり普段ホラーを見ない方たちが盛り上がっているぞ!これは面白いに違いない~」と勝手にハードルを高跳びくらいに高く上げちゃっていたのもあると思うのですww
それと同じくパールを見てからがイイかな…と、実は結構前に見ていたのに、パールの無料配信待ちで塩漬けしていたのを、なかなかならないからいいか…ってUPしたので、このような感想になってしまい・・・逆にゴメンナサイww
二役は事前に知ってても良いのです。それ以上に老婆の扱いがな~って・・・老婆よりの年齢にさしかかったわが身としては…(笑)
ノルウェーまだ~む
>
ホラーどんとこい!の私ですが、実は「悪魔のいけにえ」見たことないの。怖そうなんだもんww
若者の親切心を利用したり年寄りだから油断させるのは、日本の昔話にもありますね☆でもそれの目的がS〇Xっていうのが、どうしても気に入らなくて…
「パール」は息子が見て面白かったらしいし、絶対見るわ!
ラッセル神父、まさに安心感のかたまりよね!ヴェスパに乗って、時々若い娘をからかったりww 続編やっぱりあるのね!?何話迄やるつもりかな??(笑)
ボー
バチクソって…そう略されてしまうか…神父自身は多少ユニークでも、悪魔祓いとしては王道的で普通に楽しく見たぞという印象。映画だから楽しいんですけどね。
ふじき78
キリスト教の中で問題が渦巻くというのは新しく作られた「オーメン」にもあるんですが、やっぱり神様の正義を信じて十字軍起こしたりみたいな負い目があるから、こういうのって考えやすいのかもしれません。
ノルウェーまだ~む
>
二役の意図は続編のお楽しみですね。少なくとも2作目の前日檀を描いた「パール」を彼女が演じているので、それは『同じ穴の狢』といった暗喩になっているようです。
最後にマキシーンが老婆を罵倒する言葉は、そのまま自分に向けた言葉になっているという訳ですね。
バチクソはラッセルクロウ神父の人柄で今後も引っ張って行くのかな?
ノルウェーまだ~む
>
新作の「オーメン」まだ観てないのですが、ある意味タブーとされていたキリスト教の中枢の闇みたいなのを描く作品も増えてきましたよね。
全ての戦争は宗教がらみなのを、そろそろ全地球レベルで考え直してほしいですww
ごみつ
コメント、遅くなりました。
とうとうホラーを解禁されたんですね。
「X」って「パール」の続編で、次回作と三部作構成なんですね。A24作品だったら期待出来そう!
3作そろったら見てみようかな。
「ヴァチカンのエクソシスト」は劇場で見ました!
実話ベースではあるみたいだけど、エンタメに振り切っていて楽しめた1作です。
ラッセル・クロウの存在感とあわせて、この映画はほぼほぼ「グライディエイター」だと思ってます。(笑)
ノルウェーまだ~む
>
おおー、バチクソはグラディエイターですか!?確かに!
まあラッセルクロウなら負け知らずで頑張ってくれそうなので、続編も期待しちゃおうかなww
「X」は「パール」の続編と言うより前日檀なので、時系列ではパールが先だけど、順番はXから見るのが正解なのかも?是非、ごみつさんの感想を伺いたいわ~