お遍路旅の続きの宿を探していて、宿の近くが映画のロケ地になっているのを今更ながら発見!そう言えばだれもが知る有名なこの映画もまだ未見だった~
「世界の中心で愛を叫ぶ」 (2004年)
世界の中心で、愛をさけぶ - 大沢たかお, 柴咲コウ, 長澤まさみ, 森山未來, 行定勲, 行定勲, 坂元裕二, 伊藤ちひろ
思えば20年前、当時はネコも杓子も「セカチュー」だった。青春胸キュンドラマを当時から見ない私でも、ドラマの最終回だけは見てしっかり号泣した覚えがある。
ただ映画の方は未見。なんと高松市がロケ地だったなんてww(ちなみにドラマの方のロケ地は伊豆)
勉強もスポーツも万能容姿端麗なアキ(長澤まさみ)は、同級生の朔太郎(森山未來)と青春を謳歌していた。しかしアキの白血病は進み二人で目指した海外旅行も断念せざるを得なかった。20年後、アキが亡くなった日と同じ様に台風が接近した高松で、朔太郎(大沢たかお)は婚約者の律子(柴崎コウ)を探すが…
前半は展開がじれったい。
まさか婚約者があの病院の子だったというのは驚き!というか結婚する相手が同郷だったら、色々話していくうちに気付くよね?年上の森山未來がお子ちゃまなのに長澤まさみが既に仕上がっていて、しかもその美しさが依然変わってないのが一番驚いた!
「キャタピラー」 (2010年)
キャタピラー - 寺島しのぶ, 大西信満, 吉澤健, 粕谷佳五, 増田恵美, 河原さぶ, 石川真希, 地曳豪, ARATA, 篠原勝之, 若松孝二, 若松孝二, 尾﨑宗子, 黒沢久子, 出口出
第二次大戦、四肢を失い酷いやけどを負って帰還した夫(大西信満)に戸惑いを隠せない妻(寺島しのぶ)。農作業・機織り・家事に加え夫の世話と尽きない食欲・性欲に応えるのが大変だったが、軍神と崇められる夫の世話をすることで人々から称賛や施しを受ける事に喜びを見出し…
ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した作品。江戸川乱歩の「芋虫」を基に創られた。ただ著作権の関係でそのまま映画化とはならず、「芋虫」に着想を得た形なので夫婦の精神的な立場が「芋虫」とは逆転している。
芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2) (角川ホラー文庫) - 江戸川 乱歩
この映画に関しては、作品として良いと知っていながらずっと見ることが出来なかった私。
というのも、ねえねが敬愛する「少女椿」の丸尾末広氏の漫画「芋虫」を読んで、原作で想像していた以上の衝撃的な姿に、映画を観る勇気がなかなか出なかったのだ。
芋虫 (ビームコミックス) - 丸尾 末広, 江戸川 乱歩
逆に言えば漫画で描かれている姿より映画はずっとソフトで、物語の趣旨を冷静に受け取ることが出来た。
途中から立場が逆転し妻が物言えぬ夫に対して辛く当たるようになってからは、「男」は自らの妻にしてきたハラスメントや戦地での蛮行で精神的に苦しみ、最終的に因果応報となることが描かれる。ラスト、原爆投下の犠牲者の実際の写真で、この因果応報の矛先を遠回しに示唆しているところも戦争映画として実に秀逸。
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この記事へのコメント
瞳
きゃーー!!!「セカチュー」懐かしいです。
そうそう、そうなんですよ!!庵治町がロケ地なんです。
もう20年も前になるんですね。うちから近いのでもちろん昔、ロケ地見学に行きました(*^-^*)
長澤まさみチャン、綺麗でしたよね。
私は逆にドラマの方を観てないんですよ。あちらは伊豆で撮ったんですね~!!
ノルウェーまだ~む
>
やっぱりご存じでしたか⁉ご近所ですものね~そりゃ行くよね?🎵
私はこの前近くまで行っていたのに全く知らなくて…ま、映画も見てなかった訳だから、ロケ地行かなくちゃって感じでなかったし(笑)
ドラマも随分昔に最終回だけ見たっきりで、Tverも無かったから全部は見れてないんです~
今回も…時間的に寄れたらな~とは思っているけど、家族は映画見てないので賛同を得られるかは?デス
セレンディピティ
「セカチュー」大ヒットしましたね。
純愛ものとしてあまりに人気が高かったので、ふだんはほとんど邦画を見ない私も、この作品はテレビ放映された時に録画して見ました。
実はそこまで心には響かなかったのですが、長澤まさみさんは清潔感があってきれいでしたね。
高松を旅行して、イサム・ノグチ庭園美術館を訪れた時に、途中で「世界の中心で、愛を叫ぶ」のロケ地という看板を見て、この映画の舞台であることを知りました。タクシーだったこともあり、ロケ地までは訪れなかったのですが、このあたりは古戦場の屋島もありますし、なかなか見どころがありますね。
キャタピラは見る勇気が持てずに今に至っています。
ハリウッドの「ジョニーは戦場に行った」も衝撃的な作品でしたが、きっとそれよりも生々しい描写が多いのではないかと想像しています。
ノルウェーまだ~む
>
そうそう、イサム・ノグチ美術館の近くなんですよね~
私もついぞ数日前まで知らなかったし、映画を見た事がそもそもなくて(笑) 映画的には確かにもうすこし…って感じだったよね?どうしてあそこまでヒットしたのか?ちょっと謎かも・・・
キャタピラーは相当生々しいけれど、反戦映画としては寺島しのぶの演技だけでなく、作品的にもカンヌで評価されるの納得の作品ではありましたよ。
latifa
うふふ。2本とも見てます♪
世界の中心で愛を叫ぶは感想書いていないはず。
そっかー、あのロケ地四国で、馴染みのある場所だったのね。
あの時、あの2人が日本映画界をしょって立つ大御所俳優さんになるとは思ってなかったなー。
でも長澤さんは、この映画でバッサリとほんとに髪を丸刈りにした、というのを聞いて、この子は根性据わってるんだなーって思ったことは今も覚えています。
ドラマ版は未見です。
キャタピラー
私が読んだ時と本の表紙が変わってるわ。(角川ホラー文庫)
いやあ・・・これは、なんとも凄い作品ですよね。
でも私はこういう内容、嫌いじゃないわ。
娘さん、すごいな!アート的な作品等にも関係されているのね。
寺島さん、フランス人の方と結婚され、可愛い息子君が産まれて、幸せそうで良かった。
ノルウェーまだ~む
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セカチュー本当に流行ってたましたよね~?映画を見て長澤まさみ、これどう見ても本当につるっ禿げ?と思って見てたのだけど、そうそう、当時も本当に丸刈りにしたニュースありましたね?思い出してきたww
当時から光り輝いてて、しかも20年経っても衰えず女優の第一線を走り続けるって、凄い逸材を見付けた人偉いわ~
私も原作は読んでいるのだけど、目を潰すくだりは覚えてないわ…映画も漫画もそのシーンは無く、もう少し「夫」としてというか、「人間」として扱っていると感じました。ラストは自分の姿を池に映してその姿に絶望して入水するって最後でした。目を潰したら肝心な「ユルス」って書き残したのが生きてこないよね?
ふじき78
怖かった印象だけ残っていたが14年前なので、もう印象しか覚えていない。しんどかったなあ。今なら見ない気がする。
ノルウェーまだ~む
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判りますわかります。私も丸尾さんの漫画の印象が強烈すぎて、当時は映画が絶対見れない!って思ってましたから。
ただ私の学生の頃は新宿東口と西口を繋ぐガード下に、このような方がいて軍歌を流してお金を貰っている姿を見かけてました。この頃は凄く怖くて通れなかったのですが、今思えば戦後は続いていたんだなと感じます。