「フォーン・ブース」 2003年アメリカ
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フォーン・ブース [Blu-ray] - コリン・ファレル, キーファー・サザーランド, ラダ・ミッチェル, フォレスト・ウィテカー, ジョエル・シューマカー, ラリー・コーエン, コリン・ファレル
コリン・ファレルが若い若い!
一流を気取って俳優の広報を担当するスチュ(コリン・ファレル)は、お気に入りの女に電話すべく電話ボックスへ入った。誘いは断られ電話を切ると直ぐに電話が鳴り、見知らぬ男からボックスから出ない様脅さる…
NYの最後の電話ボックスを舞台にした、ある意味ワンシチュエーション映画でなかなかに面白い。
人を蔑み無礼な言葉を平気で吐いてきた男が、「悪を成敗する男」によって狙われ追い詰められていくので、本来ならざまーみろ!と言いたいところ、コリンファレルの困り顔によってしっかりと主人公の立場で見ることが出来る。実際この程度の「悪」は誰にでも身に覚えがあって、そのあたり感情移入しやすいのもミソ。
最後にチラ見できる犯人が「あの人」なのもビックリ☆
「SHOGUN」 ディズニー+
第76回エミー賞18部門を受賞した、圧倒的迫力で戦国時代を描いたドラマ全10話。またタイムリーにグラミー賞でも4冠を達成!
日本に漂流した三浦按針が伊豆へ護送されたところから物語が始まる。
虎永(=家康)を演じた真田広之は前評判通りの演技力で圧巻の存在感を見せつけてくれる。敵対する石堂(=石田三成)の平岳大も今回は流暢な英語を封印して堂々とした悪役が見事。
息子が昨年のベスト映画に挙げていただけあって、物語としても映像的にも素晴らしかった~
前評判通りなんちゃってな日本はほぼ無く、日本の時代劇だと端折ってしまいそうな日本文化を忠実に描いて逆に新鮮なシーンや、冒頭の枯山水を海に見立てて帆船を進ませるビジュアルもハリウッドだからこその演出で楽しい。
唯一、城の石垣の形がブロック塀の様に均一だったのと、砲筒の鉄球ごときで兵士が粉々になる訳ないけど、刀で切ったならもっと切り口が綺麗じゃないとと気になった。とはいえ、細部にわたっても違和感のない巨大セットや海外ロケなのに日本のような入江の自然も素晴らしいの一言☆
虎永の家来でありながら石堂にも尻尾を振っている薮重役の浅野忠信の自然な振る舞いがまた巧い!
家康や明智など歴史上の人物をモデルにしているので置き換えながら見ると楽しいけど、歴史に疎い私は混乱するばかりなのでフィクションとしてドラマにどっぷりつかるのが得策。
三浦按針と鞠子(アンナ・サワイ/=細川ガラシャ)の恋物語は、胸に秘めて決して言葉にしない部分を外国人の原作なのにしっかり描いているのは素晴らしい。
しかし虎永が決して誰にも話さず立てた策を、息子長門や鞠子が汲み取ってその命を差し出した経緯をちゃんと判ったのかしら?とちょっと気になった。
スパン!と首が落とされゴロンとなったり、遺体の断面が見えたり、いきなり釜茹でにされたりは必要なかったかな。あと通訳として按針のそばに控えているのは判るけれど、鞠子から話しかけるのはあり得無い事で、それじゃあ夫も嫉妬するよね…と、途中から同情。精一杯の愛情表現だったお茶を点てるシーンの男泣きも良き。
細かい粗はともかく、それ以上に素晴らしい部分が勝っているので世界を席巻する作品になっている事に何ら異論はないのだった。
この記事へのコメント
latifa
その後、ご家族皆さん体調の方はいかがでしょうか・・・
家は夫が今日から寝こんじゃってます。
これ、ゴールデングローブ賞、とりましたねー!すごいわー。
>石堂(=石田三成)の平岳大も今回は流暢な英語を封印して堂々とした悪役が見事
そうそう、私も思ったわ。浅野君が助演賞を取ったけど、平さんも、他の方々も熱演されていましたよね。
首飛ぶシーンとか残酷シーンが意外と多いのがアレでしたが、面白かったですね♪
瞳
まだ~むさんが息子さんと鑑賞する映画レビュー、いつも楽しみにしています。
「フォーン・ブース」映画館で観ました。コリン若いですよねぇ。表情がどんどん変わっていって最後グチャグチャ涙になって気の毒に思えて・・そうそう感情移入しちゃうんですよね。もっと悪いことしてる人いるでしょ!!とか(苦笑)
公衆電話はもう絶対取らないゾ!!とも思った覚えがありますよ(*^-^*)
「SHOUN」凄いですよね!!4冠!!
すっごく観たい~~!!ディズニープラスに入ろうかなぁ。
ノルウェーまだ~む
>
お返事遅くなってごめんなさい!PC調子悪く、修理屋まで担いで持って行ったのに問題なしで、繋ぎ直したり壊れる前にデータをHDに移したりと暫く使えなかったのでした。
ディズニー+繋いでもらってやって見れたわ~
ホント皆さん素晴らしい演技で、やっぱり日本の俳優さんが日本語で演じないと日本の時代劇はダメよね。
首は飛ぶのはこの時代仕方ないとしてww残酷なシーンは余り見せないようにしてると思って油断してたので驚いたところもありました(汗
皆さんゴールデングローブ賞も獲られて見事でした!
ノルウェーまだ~む
>
なんと~!劇場でご覧になったのね?
そうそう、私ももっと悪い事している人いっぱいいるでしょうよ?って思っちゃったわ。まあ勿論殺すつもりというより、懲らしめるつもりなのでしょうけど…と思ったらピザ配達の人可哀そうすぎるぅ~
SHOGUNは息子によると期間限定のお試しで見れてるっぽいの。今のうちにディズニー+ものを見ちゃおうかな☆
セレンディピティ
SHOGUN、やりましたね!
GG賞の授賞式の様子は、ネットで拾ってみましたが
真田さんの堂々たる佇まい、ほんとうにすばらしくて、私も胸がいっぱいになりました。
正真正銘、世界の大スターですね。
公開前のインタビューでも真田さんのこの作品に対する思いの深さが伝わっていたので、是非とも見たいところなのですが、首ゴロンに遺体の断面は無理かも...う~ん、悩ましいです。
「フォーンブース」は、私が「セルラー」を見た時に、瞳さんに教えていただいた映画で、おもしろそう!と思っていたの。
ワンシチュエーション映画ならではの展開や、コリン・ファリルの困り顔が気になります。見てみたい♪
ノルウェーまだ~む
>
世界の真田広之として不動の地位を築き上げて、本当に日本人としても誇らしかったよね。スピーチも立派でした!
首ゴロンは仕方ないとして、遺体の断面は本当に一瞬で大砲の試し打ちの際に攻めて来たシーンだけだから、そこだけ注意しておけば大丈夫!その理由で「見ない」を選ぶには勿体なさ過ぎる素晴らしさだったよ~
コリンファレルの映画、NYで最後の電話ボックスっていう時代の流れも感じられて面白かったです~是非是非!
ごみつ
「フォーン・ブース」はずいぶん前に(恐らくレンタルビデオで)見ましたよ。ちょこっとコリン・ファレルを追っかけてた時期があったんですよね。(笑)
なかなか面白い映画ですよね。
ディズニー+はいってるので「SHOGUN」は何話か見たのですが、実際にあった歴史劇なのに名前を変えてあるのが、どうしてもしっくりこなくて中断してしまってます。(^o^;)
ドラマそのものの出来は素晴らしいので、近いうちに鑑賞再開しなくっちゃ!
エミー賞、ゴールデングローブとたくさん受賞してるのは本当に嬉しいですよね。
ノルウェーまだ~む
>
そうそう!ごみつさんはディズニー+派なんですもんね?
私も最初名前を替えているので、途中まで家康が虎永で真田さんだから…といちいちやっていたら、もう混乱しちゃったので、全く考えずに、そして日本語字幕を出して台詞を言った人が判るようにしたらかなり楽しめました!
あと、ディズニー+初心者なのでおすすめの映画やドラマあったら教えてくださいませ~