仕事中は疲れすぎて当たった試写会にも行かなかったりした私だけど、久しぶりに時代劇の試写会が当たったyo!
てっきり安達祐実だと思い込んでいた主役の女性は竹島由香。キャストが見事にハマって非常に質の良い作品に仕上がっていた。
「陽が落ちる」 (4月4日公開予定)公式サイト
将軍の弓が切れてしまった事で蟄居を命じられた直参旗本の古田久蔵(出合正幸)は、処遇の不満を漏らす度に妻の良乃(竹島由香)に叱咤される日々を送っていた。間もなく蟄居も解かれるだろうと思っていた矢先、親友の伝兵衛により歌が届けられ良乃はそれが切腹の知らせと気付き覚悟を決める。最後の夜に武士の妻として出来る事は何なのか・・・
試写会の後にはティーチインがあり出演者全員が登壇し、観客もOKなフォトセッションもあってビックリ!竹島由香さんは声まで安達祐実に似ていて更にビックリ(笑) 大御所の村上弘明氏はラストちょっぴりの出演ということもあってかちょっとトークが的外れ。お忙しくて完成した映画観てない?
切腹を命じられる久蔵役は若い時レンジャー物に出ていた出合正幸氏で、今までの時代劇の武士像を覆す新しい人間味のある物語を作り出すのにぴったりなかんじ。
初めお二人は凛とした武士に、三歩下がって付き従う妻という「従来の武士像と妻像」のイメージで演じていたら、監督に「脚本を読み込んでいないっ!」と叱られたのだそう。
映画では暑い暑いと言って扇子を離さなかったり、子供に甘かったりするちょっと頼りない久蔵に、ピシッとして常に旗本の”武士の妻”を背負って自分にも夫にも子供にも厳しい、今までの時代劇とは逆転した実に人間味あふれる設定が斬新。こりゃお殿様の弓もうっかり切っちゃいそうww
中盤からずっと涙を拭きつつ観る物語は、人気若手俳優とかに頼らずしっかりとした実力派の少数の人物だけで物語を進めても充分見応えがある!これは脚本が良い証拠ね☆見どころの一つは久蔵の目の演技!心の動きをここまで目で演じられるって凄い~☆
ロンドン国際映画祭では外国語映画最優秀監督賞を受賞。久しぶりに重厚で良い時代劇に出会ったwa
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