「46番札所 浄瑠璃寺」 四国88霊場HP浄瑠璃寺
10月4日、日帰りコースと思って残していた愛媛県の3寺からのスタート。
雨の秋遍路、最初の浄瑠璃寺の入り口には正岡子規の句碑。駐車場側から入ると気付かないので正面階段に廻って~
仏手石には知恵や技能の御利益があることから文筆業の参拝が多いのだそう。




本尊の薬師如来は九横(九つの災難)から救うそうで、1.不治の病 2.暴力非行に遭う 3. 淫酒に溺れる 4.火傷を負う 5.水難 6. 獣蛇に咬まれる 7. 崖から転落 8. 毒呪にあたる 9. 渇き飢える
これらの御利益はしっかりあったけれど、まさかこの後大変な事態になるとは知る由もなく…
「47番札所 八坂寺」四国88霊場 八坂寺HP
彼岸花が先ほどまで降っていた雨に濡れていた。小さな橋門の天井に天女の絵。





「48番札所 西林寺」 四国88霊場 西林寺HP
大師ゆかりの湧き水が近くにある。罪人がくぐると無間地獄に落ちるという仁王門の前の、小さな川に掛かる橋のたもとに「秋風や 高井のていれぎ三津の鯛」と詠んだ正岡子規の句碑。
きちんと整備された日本庭園には石のテーブルとイスもあり、海外からの歩き遍路さんが休んでいた。池には1つだけ願いをきいてくれる一願地蔵。



弘法大師が杖で水脈を発見したと言われる湧き水(日本名水百選の一つ)が流れる「ていれぎの里」公園に奥の院がある。食いしん坊の正岡子規が病床で故郷の味を懐かしんで詠んだ句碑があり「ていれぎの下葉浅黄に秋の風」と刻まれていた。
川底まで見えそうな澄んだ池には優雅に泳ぐ鯉と、やたら好戦的な鴨たち(笑)
鯉や鴨避けのネットを張った先にていれぎ⇩が生えていた。
ていれぎというのは刺身のツマに使われていた辛味のある野菜で、生息地が減っている今では天然記念物になっている。美しく澄んだ水に心まで洗われるようだった。


この記事へのコメント
瞳
まだ~むさんのお遍路レポ、待ってました(*^-^*)
腰が痛くなる前に回っといてよかったなぁと思うお遍路、記憶も薄れてきましたが、こうして拝見するといろいろ思い出してきますよ。
そうそう、だっこ大師ありましたね!!
・・・なんと!?そのあと大変な事態に!?
西林寺奥の院(ていれぎの里公園内)には寄ってないので、興味津々~。
なるほど!刺身のツマのあれがていれぎっていうんですね、知りませんでした。
綺麗な水でないと生息しないんですね。
続きも楽しみにしています。
ノルウェーまだ~む
>
うわ~お遍路レポを待っててくださっているなんてホント嬉しいです!何しろ行った人かこれから行こうとする人にしかピンと来ないレポが延々と続くのだから何だか申し訳ない気分ww
そうそう、私も記憶が早くも薄れて来てるので、まだ思い出せるうちに書かねば!
「ていれぎ」は四国の方でもご存じないのね?絶滅寸前らしいので、正岡子規の句にも詠われたこの植物を何とか残したいですね。
latifa
>生誕1250年を祝した「だっこ大師」が。
うわー1250年って凄いな!
>本尊の薬師如来は九横(九つの災難)から救うそう
その9つの中で獣蛇に咬まれるっていうのが入っているのに目が留まりました。今と違って昔はそういう危険が常にあったのね。
でも、その後、まだ~むさんに何か大変な事が起きちゃったみたいで・・
彼岸花や、南国風の木が茂ったお寺等、写真楽しく拝見しました♪
ノルウェーまだ~む
>
お遍路の記事にもコメントありがとうございます~嬉しい~☆
そうなの、生誕1250年って、私もビックリしたわ。
既に1250年祭りがあったのは一昨年だからそれより更に3年過ぎました。
そうそう、9つの災難が当時は相当ありがちだったってことよね。崖から落ちるとかも(笑)
高知は特徴のあるお寺が多いので、この後も良かったら楽しんでもらえると嬉しいデス☆