車でユルお遍路☆高知編②「38番 金剛福寺」「足摺岬~足摺七不思議」「白山洞門」

いよいよ辛そうなねえね。この日は日曜で病院も行けず薬局であれこれ買い込んで、何とかお詣りだけは済ませようと…

「38番札所 金剛福寺」 公式HP
1つ前の岩本寺からの距離は四国遍路の中で最長の80km。徒歩だと3泊4日の距離だそう。もう一つの長距離23番薬王寺(徳島)~24番最御崎寺(高知)までの海岸沿いも相当歩き遍路さんは辛そうだったので、途中お接待できるよう余分にペットボトルを積んできたのだけど車道とは別ルートなのか歩き遍路さんには出会わず…
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四国の最南端らしく棕櫚の木が南国のムードを醸し出していた。大きくてキュートなウミガメさんの背中にお賽銭を供え。
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中央の池に本堂の姿が写りなんとも竜宮城の様な優美な佇まい。平安時代、嵯峨天皇の勅願により空海が開創したのだそう。
お魚の供養塔ではパパンが熱心にお詣りしていた。
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立派な公式HPでは文化財のご本尊や脇佛・二十八部衆が立体映像のVRで観る事が出来るYO
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そろそろ限界が来たようなので一旦宿へ。よくここまで頑張ったと思う程ねえねの熱が上がっていた…

「ジョン万次郎像」「足摺岬」
一先ず薬を飲んだねえねを寝かせて四国最南端を観光。熱が下がればよいのだけど…
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展望台への入り口にジョン万次郎像。室戸岬でも思ったけれど、この荒々しい岩が続く海岸線は打ち寄せる波も大きく、これでは漂流もするでしょうと、遠くアメリカまで流れ着いたジョン万次郎に想いを馳せ…

「足摺七不思議・海渡僧之碑」
ねえねが部屋で臥せっているので7つは探せなかったけれど、森の中の小路を行って七不思議のいくつかを見学。
亀石は背丈ほどもある巨大な岩で亀の顔の様に見える岩。⇩右写真は汐の満干手水鉢で非常に高台にあるにも関わらず、潮の満ち引きに合わせる様にくぼみの水が増えたり減ったりするそう。
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最も衝撃的だったのは亀が碑を背負って泳いでいるような形の海渡僧之碑⇧(右下)。どこにも紹介されてないけど、これはかつて行われていた補陀落渡海(ふだらくとかい)という海の遥か向こうの南の補陀落山を目指し船出する仏教の修行のひとつ。途中で気が変わって帰ってこない様に船に穴を開けたり重石を身体に縛り付けて旅立ったのだとか。ガクブル…

「白山洞門」
森の小路の気が遠くなるくらい長い長い階段をずんずんと降りていくとそこに白山神社を頂きに載せた白山洞門がある。
ちゃんとスマホスタンドが用意されていて、こんな急な階段をここまで来て仲良く写真を撮れたらそのカップルは絶対上手くいく事間違いなし!ここで二人の仲が試される?
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ハートの形の大岩の真ん中にハートの穴💓でもね、下まで降りなくても無料の万次郎足湯から見れるんだyo
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モチロン間近で見た方が迫力は倍!健脚の人は是非海岸まで下りて☆

この記事へのコメント

  • セレンディピティ

    まだ~むさん こんにちは。
    お嬢さん、お熱が出てお辛い中、がんばってよく歩かれましたね。
    大きなカメさんがトレードマークのお寺、美しい日本庭園があるのも魅力です。

    それにしても高知はほんとうに自然が豊かで美しい風景の場所がたくさんありますね。
    足摺岬の迫力ある風景に息を呑みました。
    白山洞門の奇岩の風景も印象的ですね。
    (毎度書いている気がしますが)いつか訪れてみたいです。
    2025年04月26日 15:56
  • ノルウェーまだ~む

    >セレンディピティさん
    >
    お気遣いのお言葉感謝です! 車遍路なので歩くのもお寺の境内だけで何とか乗り切れました。
    まぁるいカメさん可愛いでしょう?南の端まで来たなぁ〜と実感しましたよ。
    足摺岬はホント遠かったわ〜
    高知の迫力ある景色と言ったら、ここ足摺岬か室戸岬になるのだけど、この2つはお遍路さんでない限り両方行く人はそう居ないかな…(笑) とにかく高知は大自然が豊かですっかり魅了されました♬
    2025年04月26日 21:22
  • ごみつ

    こんばんは。

    またまたすっかりお久しぶりのコメントになっちゃってすみません。
    記事はいつも楽しく読ませていただいてます。

    娘さんが熱を出してしまった様で、大変でしたね。本人もお辛かったでしょうし、まだ~むさんご夫婦も心配だったことでしょう。

    それにしても高知の自然は雄大で美しいですね。お遍路だからこそ、様々な場所に訪れるきっかけになるのも良いですよね。
    補陀落渡海って、私もはじめて知って調べてみてビックリしました。
    歴史の中でそんな事もあったんですね・・。信仰の力って凄いものがありますよね。

    2025年04月26日 21:56
  • ノルウェーまだ~む

    >ごみつさん
    >
    お忙しい中ブログ読んで下さってるなんて!嬉しい限りだわ〜♬
    それにお気遣い頂いてありがとうございます!
    昨年の10月初旬はまだまだ暑い頃だったので、熱も出してかなり辛かったみたいなんだけど、何しろ娘は寺や神社が大好き過ぎて、それで高熱も何のその…で動けてたみたい(笑)
    補陀落渡海ってもうビックリですよね?戻ってこないように…って、本当は戻りたかったりしたのかな?と思うと複雑な気持ちになりました。
    2025年04月26日 23:23
  • まだ~むさん、こんばんは。
    いよいよ最南端ですね♪
    娘さん、ほんとにここまで頑張りましたよねぇ。まだ~むさんたちもさぞや心配だったでしょう。
    高知は札所間がとんでもなく遠いので、歩き遍路さんは大変ですよね。余分にペットボトルを積んでるなんて!なんて優しいんでしょう。

    金剛福寺のカメさん、可愛かったですね♡
    海渡僧之碑・・!!
    >途中で気が変わって帰ってこない様に船に穴を開けたり重石を身体に縛り付けて旅立ったのだとか
    なんとぉ~~~(>_<)修行といえども・・・怖すぎますぅ。
    2025年04月27日 20:39
  • ノルウェーまだ~む

    >瞳さん
    >
    お優しいお言葉ありがとうございます!
    まあ、お遍路で一番はしゃいでいるのは娘なので、アドレナリンで乗り切ってたみたい(笑)
    ペットボトルは実質誰にも渡せずじまいだったのだけど、結果的に娘はコロナだったので(!) 他のお遍路さんに接触しないで済んで良かったの。これも弘法大師のお導きね☆
    補陀落渡海は実質命を落とすのを前提にした修行なので、余程の信念がないと出来ないな〜と…
    2025年04月27日 23:46

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