父は2か月に及ぶ入院を終え施設への入居がやっと完了した。やっと劇場映画にも行ける~♬
「センチメンタル・バリュー」 (2026年)ノルウェー・フランス・デンマーク・ドイツ合作 公式サイト
なんと!出演している全員⇩が主演&助演男優賞・助演女優賞にノミネートされているって!
母の葬儀にも出なかったかつて家族を捨てた映画監督の父(ステラン・スカルスガルド)が、長女のノーラ(レナーテ・レインスベ)を主演にした映画を撮影したいと持ち掛けて来た。舞台女優としてギリギリ頑張っていたノーラが父を許せず役を断ると、人気女優レイチェル(エル・ファニング)を主演にし母亡き後の家で撮影準備が始まった。
ラストシーンで次女の息子を使いたいと申し出た事で次女も動揺し、ついに…
久しぶりの劇場映画で北欧映画ということしか知らずに見たけど、黒い壁にワイン色の窓枠の可愛らしい家、プールもあって窓枠の大きなスタイリッシュな家、イケアの家具、小島の浮かぶ湖(ビグドイかバルムスベルクか?)に飛び込むピクニック、聞き馴染みのあるこれはそう!舞台はノルウェーのオスロなのだ!
長女に断られたら人気女優にって…これがまた娘たちを複雑な気持ちにさせる訳で。
グスタフ監督が製作した脚本は自伝的な物語であるゆえに実に私的な感情ありきになっているのだけど、実際レイチェルもどう演じたら正解なのか辿り着けない。それは台詞の練習シーンでも見ている側にちっとも伝わってこない(物語の内容が見えてこない)事で表現されている。
家の『壁に亀裂が入っている』事で家族の関係が崩壊しているのを表している。
幼い頃父の映画に出演してブレイクした妹に対し自分は失敗作と感じ居場所が無いと自殺未遂したノーラ、妹は姉に負い目を感じて女優の道を進まず家庭を守る主婦となり、父は自らも幼い自分を残して自死した母のトラウマを抱えている。
ちなみにグスタフの母は第二次大戦中レジスタンス活動をしていて逮捕された過去があると劇中に説明がある。王宮の横にあるレジスタンス博物館にはドイツに占領されていた頃の資料が展示されているのだけど、パパンの同僚の方のお父さんが実際レジスタンスで拷問され手の爪が全部剝がされた経験があると聞いてあまりに身近で驚いたのだった。
グスタフが倒れて病院に担ぎ込まれるあたりから、一人とんでもない勢いで泣き始める私。劇中で家は綺麗にリフォームされたけれど、今の私には父と娘のドラマは胸が苦しくて…
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この記事へのコメント
JUNKO
瞳
お父様の退院から施設入居、面会と‥‥お忙しかったのね、大変でしたね。
少し落ち着かれて劇場映画もご覧になれて良かったです。
北欧が舞台、しかも父と娘の物語なんて・・・まだ~むさんには特に胸にくるものがあったことでしょう。
こちらではまだ上映が始まってないんだけど、私も観に行きたいな。
でも今年の3月観たいのがいっぱいで嬉しい悲鳴だわ~。
ノルウェーまだ~む
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是非見て欲しいです~
確か息子さんがいらっしゃっいますね。父と子、不器用でも互いに想い合うラストまでじっくりと見て欲しいです。
ノルウェーまだ~む
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ありがとうございます。少しだけホッとしているけど、まだ慣れない場所で戸惑っている父を想うと、気もそぞろで…
実はね、ずっとさほど見たい映画も無かったんだけど、急にアカデミー賞関連の映画が一杯公開されて、また映画熱が復活してきたところヨ。別の意味で忙しくなるわ~(歯医者が先だー!)
あまり考えずにこちらの映画をチョイスしたけど、父との物語なので余計に身に沁みちゃいました。
latifa
色々本当にお疲れ様でした。
映画館に行って来たのね。
これ、絶対見るので、見たら戻ってきますね。
今のまだ~むさんには、キツイ内容だったのか・・・。
まだ~むさんは姉妹2人きょうだいなのかな?
もしそうなら、偶然映画と同じ感じよね・・・
Take-zee
河津桜祭りも終って渡り鳥たちも帰って春本番に
なってきました。
昨日から冬物のアンダーウエアはやめました 😀
ノルウェーまだ~む
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そうなの~私たちは双子の姉妹2人だけなの☆
この映画は私達にとって生い立ちや環境がリンクする様な内容というわけではなかったのだけど、映画で娘たちが父親に「捨てられたと感じていた」と言う部分で、今の状況が『父が娘たちに捨てられたと感じたのではないか?』と思うにつけ胸が締め付けられるのでした。
ノルウェーまだ~む
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それはよかったです。
すっかり暖かいですが寒の戻りもありますから体調にはお気をつけて!
angie17
本当にお疲れ様でした。
ご自身のそんな親御様との日々があって、
ノルウェー暮らしも経験されているから、きっと一般人(私たち)とは違う感覚で、この映画をご覧になった事と思います。
映画の概要を読んだだけでも、ちょっと苦しくなりますね。
だからこそ、主演や助演の候補になる映画なのでしょう。
ノルウェーまだ~む
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わお!たった今、貴ブログへお邪魔した所でした!
初めは懐かしい見慣れた短い夏のオスロの景色とノルウェー語に、ふわふわした気持ちで見ていたのだけどねww
劇中の家族の心の機微は実に私的なので、誰にでもスポッとハマるものではないのだけど、血がつながっているからこそ湧き上がる感情と言う部分で物凄く胸に刺さってしまいました☆
セレンディピティ
お父様のこと、大変でしたね。
でも少し落ち着かれて、映画をご覧になる気持ちの余裕も時間もできてよかったです。
アカデミー賞の発表もいよいよ来週ですね。
エルちゃんが好きなので、この作品気になっていました!
心の動きを丁寧に描いた人間ドラマを楽しみにしています☆
ノルウェーまだ~む
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ハイ、セレンさんにも応援頂いたので何とか乗り切って、やや気持ちは落ち着いたところです。
この映画、是非ともセレンさんにもご覧になって頂きたいわ~
4人のキャストが全員男優・女優賞にノミネートされているっていうのも凄いでしょ?
そっか…アカデミー賞来週でしたっけ?なんだか色々な事が全部抜けてて、やっと時間が取れた!って思ったのに、歯医者の予約も忘れて先に映画を観ちゃったわ(笑)
ノラネコ
やっぱり全ての人間には多かれ少なかれ家族がいますから、色んな家族のカタチは興味深いですね。
3代に渡る歴史を描いているのも面白かった。
一人ひとりに歴史があるんですよねー
ノルウェーまだ~む
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ありがとうございます。慣れない所で苦労している様子なのにはちょっと胸が痛みますが、先ずは一区切りつきました。
親と子の歴史にそれぞれに思い入れがあって、そしてそれが心に傷を残すこともあるけど、少なくとも親を、子を想う気持ちに間違いはないんですよね☆
小米花
俳優陣のしっかりとした演技が印象的でした。
あのエル・ファニングが北欧の俳優陣にエネルギーを削がれたか?と思えました。
でも、まだ~むさんが>レイチェルもどう演じたら正解なのか辿り着けない、、、と書かれてるのを見て、あ!!レイチェルも迷っていたのね~、と思いました。
ふ~ん、そこまでは私は思いが至らなかったデス・・・。
いよいよ明日はオスカーの行方が・・・。
瞳
香川でも上映が始まったので観てきましたよ~。
別れた父と娘の再会ってお話、いくらでも見てきたと思うのに、本作はすごく自分自身に重ねて見ちゃう‥そういう部分がありました。
父と姉をつなぐ妹の存在と、家族以外の部外者であるレイチェルが鍵となってるところも良かったです。
エルちゃんの善なる部分が沁みました。
劇中劇という設定がとてもうまく生かされてましたよね。
おじいちゃん、孫の誕生日にモニカ・ベルッチって(笑)
ロイヤルコペンハーゲンやイケヤにワクワクしました。
ノルウェーまだ~む
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あのエル・ファニングなので、北欧の俳優陣にエネルギーを削がれたか?という演技をしたことが評価されて、助演女優賞にノミネートされたのでしょうね。
劇中でレイチェルは演じられない…と悩んで降板したわけで、結局のところ個人的な感情からくる家族の問題を演じ切るのは、他人では所詮無理だったって事なのだと思います☆
ノルウェーまだ~む
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アカデミー賞発表前に上映始まって良かったですね~♬
うんうん、両親が別れたり親に捨てられたと思ったりとか、私自身はそういう家庭環境じゃないから全く理解出来ない心情もあるんだけど、基本としては偉大なる父に対しての自信の無さや、わだかまり、家庭での居場所、承認欲求との向き合い方、大人になり切れない自分とか普遍的なテーマが軸になっているから、自分と重ねて観れちゃうんだよね☆
margot2005
家族のドラマを世代を超え上手く描いていたと思います。
姉妹を演じた女優たちが素敵でした。
降板したエルちゃんがアメリカのスター設定もniceでした。
北欧のドラマは大好きです。
ノルウェーに住まわれていたまだ~むさん
さぞ懐かしかったことでしょうね。
ノルウェーまだ~む
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家族のわだかまりを乗り越えて一つになっていく過程を、爽やかな北欧の自然のように静かに描いていて秀逸でした。
そこが湿度の多いアジアとの違いなのかな~?って思ったり。
ノルウェーでは自分で家も建てちゃう人も多くて、勿論リフォームも自分でやるので、あちらのIKEAは日本と違って板とか壁紙とか手すりとかそういう材料を多く置いているんですよ~